映画館で見るべき映画です
さわやかな
恋愛小説のような映画でした
早送りしない良さを
最大限に生かした映像作品と
言って良いと思います
これは
いずれBlu-rayになったり
配信される作品だろうけど
映画館で見ないともったいない
数少ない映画の一つです
映画館で見ないと
『アナログ』という作品の
良さはでない
そんな作品です
この作品を
いつかは観たいと
思っているなら
是非映画館で見るべきです
映画の内容に好みはあるだろうけど
映画館でみるべき映画
というジャンルがあるならば
その中の絶対的なひとつでしょう
後から配信されたのを
早送りで観て
観た気になるのならば
もったいない
というか
途端につまらなくなる映画でしょう
あらすじとしては
恋愛に縁のなかった
40歳手前の男が恋に墜ちた
純愛です
主人公を取り巻く人達との
自然な会話が心地良い
アドリブ重視なのが
モロバレです
そこは素直に
クスクス笑ってしまう
主人公の親友役の2人が
2人とも
ミュージシャンで俳優
そこが面白い
だからこその
あうんの呼吸があると思います
そしてそれとは別に
嵐の二宮さんが
嵐を休止してから
唄っている姿を見られます
貴重かもしれません
それを監督はわざと
入れてるのかもしれません
私はあえて
主人公が
唄うところはなくても良い
と思ったけど
監督はどうしても
このシーンを
入れたかったのだと
思いました
是非、唄ってる所を”役としても”
映画に残したかったんでしょう
そうとしか思えません
唄ってる二宮さんが
見たい人は是非
そして
波瑠さんが
すばらしいです
今時、携帯を持たないって言われたら
相手との関係を『断る』口実かなと
思わないでもないし
すぐ連絡つかないなんて
めんどくさいなって思って
そもそも
『恋』が始まらないかもしれない
というか
リアルな話
今時
携帯持たないってなったら
就職にも不利ですよね
だから
この携帯を持たない
ミステリアスな女性は
圧倒的な魅力を放ってなきゃ
ならないんです
主人公にとっても
強烈な魅力がないと
成り立ちません
それを可能にするのが
波瑠さんなんです
『上品』で『異国的』『美人』
『センスの良さ』
全てを兼ね備えています
衣装も
上品なお嬢様衣装
でも上から目線な感じの
ブランドの嫌味が一切ない
とてもむずかしい着こなしです
ネタバレにもなりますが
携帯を持っていなくても
すぐに連絡つかなくても
会いたいと思える魅力的な女性
(すぐに会えないから
燃え上がったのかもしれないけど
それだけではない魅力がある)
これは
波瑠さんじゃないと
ダメだったんでしょうね
波瑠さんの
後半の変わり果てた姿も
ゾクッとするくらいいいです
それから
フランキーさん
この人はずるいくらいです
うさんくさいのに
いい人の魅力がある
雰囲気がいい
コーヒーショップの
お店の雰囲気もいいです
スタバではこうはいかない
ドトールでもコメダ珈琲でも
違います
重要な出会いの場となり
そして待ち合わせ場所となる
(誤解のないように!
私はスタバもドトールも
コメダ珈琲も
チェーン店も好きですよ!)
このフランキーさんが
カフェのマスターの”役”
マスターの入れる
クリアなコーヒーの
いい香りが画面から漂うがごとく
しかも
特別なコーヒーの香りなんだろうなと
そんなふうに感じるのだから
このフランキーさんは
ずるいと思いました
良い役です
口下手な主人公の代弁まで
してくれるこのマスターは
とても重要な役なのです
そういったわけで
もろもろな
魅力的なキャストを見ても
とてもいい映画を
観たなって思います
見終わった後
嫌な雑味なく
映画館を出られる作品です
誰もが
『きれいな映画だったな』
と思うでしょう
そんな映画です
一点申し上げておくと
いわゆる”いらち”な
せっかちさんには
向かない映画だとは
忠告しておきます
私は
映画館で見るべき映画を
ちゃんと観られて
そんな時間の使い方が出来た今を
幸せだと感じました
そんな風に感じました
映画館で上映されてるうちに
ぜひご覧ください
価格:770円 |