2021年03月23日
「糖質ゼロ」飲み比べ おすすめは?
セミナー講師のことば
ブログを開始して早くも2週間が経ちました。本当に月日が経つのはは早いですよね。ブログを始めたからには少しでも上達したいので、多少の学習はしているのですが、先日視聴したセミナーで講師が言っていた言葉が耳に残りました。
「アフィリエイターにしかできないこと、それは比較です」
言われてみると基本中の基本なのかもしれませんが、初心者のボクとしては「なるほどそういうものか!」と目からウロコでした。基本的には日本酒ブランドを比較・分類していく方針ではありますが、1つの記事の中でも比較モノがあったほうがおもしろいよなーと思い、このような企画を考えました。
今回は「糖質0」の日本酒飲み比べです。人間40を過ぎますと、いろいろ気になる事が増えますが、その代表的なものとして「体重」があるのではないでしょうか。スーパーに行くとありとあらゆる食品に「糖質オフ」「カロリーオフ」の表示を見かけますよね、多くの40〜50代にとって、重要課題は体重のコントロール、糖質オフはその有効な手段なのです。
それともう一つ、忘れてはならないのが糖質が低いのはありがたいんだけど、「それって美味しいの?」ってことだと思います。それは糖質を気にせずに、純粋に味を追求したものと比べたら落ちるというのは当然ですけど、どの程度かってことが重要ですよね。
この2銘柄が対決します
赤コーナー 月桂冠 糖質ゼロ
有名ブランドの月桂冠から糖質ゼロではトップシェアとのふれこみです。うれしい糖質ゼロに加え、「すっきりクリアな超辛口」「京都伏見の名水仕込み」の宣伝文句が踊ります。京都伏見の女酒・・・うんうん、わかりますわかりますとも、パッケージもいい感じです。スペック(コスト)は100mlあたり67.0円(税込)です。ブログでご紹介しているお酒はだいたい100mlあたり150〜200円ですから、大分お安い感じでこれも嬉しいですね。
青コーナー 磯乃澤 糖質プリン体ゼロ
糖質ゼロのマーケットでは新進気鋭の磯乃澤が、九州は福岡県から堂々の入場です。こちらは糖質ゼロに加え、なんとプリン体もゼロのダブルゼロ!パックに踊る「すっきり辛口」「天然水仕込み」の宣伝文句はどこかで見たものと同じような気もしますが、糖質ゼロの日本酒界では常套句のようなものなのかもしれませんね。パックのデザインは月桂冠に部があるように思いますが、いえいえ中身では負けませんよ。スペック(コスト)は100mlあたり43.9円(税込)で月桂冠の2/3なんですね、これはコスパも文句ありませんね。
常温飲み比べ
月桂冠
香りは控えめで、口に含むとやや不自然な甘さが襲ってくる、ま、ま、おいしくない・・・この甘みは米の甘みでは決してない(多分)そしてその後でアルコールのビリっと辛味がくる、味は薄目で後口は水に近い感じ。
もう一口飲む、やはりちょっと不自然な甘みから、ちょっと不協和音のハーモニーが・・・あれ?でも一口目よりは違和感が少ないぞ、そうか、だんだん慣れてくるんだな。まあ、あえて慣れなくても良いってのが多数派だと思いますけど。
評価 ★
磯乃澤
やはり香りは控えめ、口に含むと淡麗辛口で違和感はあまりない、ん?味は薄いけどこれイケるんじゃない?後口はやはり薄口で、よく言えばやわらぎ水を飲んだ後のような感じか。
もう一口飲む、味は薄いけどけっこうイケますよ。頑張ってます、これでプリン体もゼロってんだから悪くない、いや、良いですよ。
評価 ★★★
熱燗飲み比べ
電子レンジでチンの後温度を測ると50℃でした。
月桂冠
アルコールがツーンとくる刺激はあるけれど、そんなに違和感は感じない。常温で感じたあの不自然な甘さは健在ながら、やや良い方に向いたかもしれない。熱燗で飲む分には悪くないと思います。それからあの甘さ、だんだん慣れてくるので飲みつけると好きって方もいるかもしれません。
評価 ★★
磯乃澤
アルコールのツーンとくる刺激がちょっと強すぎますね、これは常温のほうが良かったです。口に含んでもやはり薄味なので常温以上に味気ない感じが際立ちます。それと、トゲトゲ感もでてしまっているような・・・飲めないってことはないんですが、燗にはあまり向いていないという印象ですね。
評価 ★★
冷酒飲み比べ
花冷え(10℃)まで冷やしたかったのですが、2時間ほど冷蔵庫で冷やしても計測した温度は17℃でした。10℃ってのはかなり低い温度ということになりますね・・・ボールに氷を張って5分ほど熱交換ののち再度計測、うん、10℃になりました。キンキンに冷えてやがるってほどでもないですが、日本酒としてはかなり冷たい感じの仕上がりです。
月桂冠
冷酒がお勧めとされているようで一番良いかもしれないですね、全体にはやはり薄味ながらピリリとした辛みも感じられていい感じです。ただ、10℃まで冷やすってのがちょっと難しいことと、少しあたたまってくると(13℃くらいか)あの甘さが感じられるようになるので、このお酒については例のちょっと不自然な甘さをどう感じるかが結局のところポイントになると思います。
評価 ★★
磯乃澤
常温ではまずまずだったので、冷酒も良いかと思ったのですが、香りが減退したせいか味の薄さがより気になります。甲種焼酎をストレートで飲んだ感じに近づいたというか・・・いや、ちょっとそれは言い過ぎなんですけど、これは常温のほうが良かったです。糖質ゼロでも温度の違いで結構味が変化することが良くわかりました。
評価 ★★
番外編
ここまでの経過では磯乃澤がポイントリードでしょうか。ただ、この企画の目的は銘柄の雌雄を決することよりも、比較・検討を楽しむことにあるのです。そこで月桂冠のパッケージをもう一度良く見ると・・・
なんと、アレンジがお勧めされているではないですか。
・ソーダ割りですっきり爽やかに
・オンザロックにレモンを絞って
今回はソーダ割りにレモンをたらして試してみることにしました。炭酸との分量はおおむね1:1でレモン汁をたらしてレモンサワーっぽく仕上げてみました。
月桂冠レモンサワー風
おお、乙種焼酎で作ったちょっとリッチなレモンサワーのような感じ・・・焼酎の風味が日本酒の風味、とくに麹の香りを強く感じますが、これはイケる!甲種焼酎(香りの無い)のレモンサワーに慣れていると、やや違和感があるかもしれないけど、日本酒好きならまず嫌いってことはないのではないでしょうか。レモン汁よりも、レモンを添えて、少しづつ絞ってのむとさらに良いと思います。残った分はこれでいただくことに決定。
評価 ★★★★
まとめ
「糖質0」の飲み比べ、いかがだったでしょうか。今回紹介した「糖質0」の2名柄は日本酒の分類チャートでは、香りが低く、味がシンプルな「爽酒」に該当します。ただし「純米酒」「吟醸酒」などの特定名称酒には該当しない「普通酒」となりますので、この記事には分類のタグは貼りません。
日本酒の分類チャートのリンク For english
今回は2銘柄の対決でしたが、他にも数種類発売されていますので飲み比べるなどしてそれぞれの長所、短所を確認してみると面白いかもしれません。
糖質やプリン体を抑えることができ、コストも安いので、毎日飲むような方であれば、糖質ゼロを導入することで健康的、経済的にメリットがありますよね。
今回は少々変化球ではありましたが、また、いろいろな企画を考えて楽しみたいと思います。それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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