ＡＳＥＡＮ外相の隠し芸大会中止、日米豪の「真剣さ」あだ？(読売新聞)

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　【シンガポール＝稲垣収一】東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）地域フォーラム（ＡＲＦ）閣僚会議が２４日開かれるが、前夜祭の華となった各外相による恒例の隠し芸大会が今年は中止になった。

　議長国シンガポールが不要と判断したためで、その理由は明らかではないが、「シンガポールの外相は余興が嫌い」（外交筋）と、個人的な好みを指摘する向きもある。

　一方、スリンＡＳＥＡＮ事務局長はＡＦＰ通信に対し、「くつろいでもらうための余興なのに日米豪などは真剣に受け止め過ぎ、負担に感じているようだ」と話し、別の解釈を示した。

　隠し芸大会中止に対し、日本の外務省内には「正直、ほっとした」との声がある一方、高村外相は「やりたかった」との“本音”を周辺に漏らしたという。フィリピンのロムロ外相も記者団に「歌でも踊りでも何でも演じたのに」と残念がってみせた。

　最近のＡＲＦ閣僚会議では、一昨年、ライス米国務長官がピアノの腕前を披露。昨年は、麻生元外相がちょんまげ姿で米軍式ダイエット体操を実演するなど、話題を呼んだ。
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麻生太郎外相（当時）の米軍式ダイエット体操は、「タローズ・ブートキャンプ」と題されていたようで、非常に面白かったです。（Youtube→★）和やかに進行するのが旨の外交舞台に、こうした潔癖さが出てくるのは、余程不寛容なのか、和やかになって欲しくない人がいるのかどちらかなんでしょうね。