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2018年03月15日

自転の低下に伴い,地球の環境が大きく変化する!?



地球の回転が遅くなると、地震が増える
この「風が吹けは桶屋が儲かる」的な理論、アメリカ地質学会がが、相関関係を探り当てたそうです。
どういうことなのか見ていきましょう。

2018年に大地震が多発する
コロラド大学のロジャー・ビルハム博士とモンタナ大学のレベッカ・ベンディック博士らの研究チームは地球の自転速度の変化を理由に「2018年に大地震が多発する可能性が高い」という論文を出しています。
地球の自転速度は1日辺り数ミリ秒遅くなっておりこの低下は数年周期で一気に加速することで解消されます。
自転速度の変化は僅かなものなので人間が体感することは出来ませんが、原子時計を利用することで正確に測定することが可能です。
ベンディック博士らは地球の自転速度がおよそ32年毎に増減を繰り返す周期に入ることを発見しました。
増減を詳しく分析すると自転速度が速まる直前に4年間に渡って日々速度が減少し続けることがわかりました。
更にベンディック博士らは地球の自転速度の変化が及ぼす、目に見えてわかる現象として「巨大地震の多発」という兆候をも発見しています。
ビルハム博士らの調査によると過去数世紀に渡って地球の自転足が減少し増加に転じる5年間のサイクルにおいてマグニチュード7.0を超える巨大な地震の数が急激に増えているという事がわかったそうです。

地球内部の液体の動き
今回の研究で明らかになった地球の自転速度の変化と巨大地震発生との関連性は地球の核(コア)が鉄・ニッケルを主成分とする固体の内核と液体の外核に別れその周りを液体マントルが覆いマントル上に地殻が乗るという構造から科学的な根拠を持つ可能性があります。
自転速度の変化によって地球内部の液体の動きに変化が生じそれが原因で地震が発生するというメカニズムが存在する可能性は十分あるため、ベンディック博士らの研究は看過できない重要性を持っていそうです。

5年目
ビルハム博士によると、過去4年間に渡って地球の自転速度は減少し続けており2018年が5年目の反転時期に当たるとのこと。
「推論は明快です。
来年私たちは巨大地震の数が急激に増えるのを目の当たりにするでしょう。
これまでのところ、巨大地震はたった6回しか観測されてません。
2018年が始まれば巨大地震が20回起こる可能性は高いでしょう。」
とビルハム博士はイギリスの大手一般新聞ガーディアン(The Guardian)対してコメントしています。
「地球の回転は周期的に遅くなっていて1度遅くなると5年間その状態が続く」
そして、その5年目は「通常の1.5から2倍ほどのマグニチュード7以上の地震が発生する」
その5年目が2018年ということで皆さん万一に備えたほうがいいかもしれませんよ。
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