2018年03月07日
脳の内部構造は3次元体ではなく11次元体だった?
生命科学の分野、宇宙科学の分野ではそれまで常識とされ誰も改めて確かめようとはしなかったものが、しばしば覆される。
この説もその例に並ぶのだろうか?
なんと「脳は3次元体ではなく11次元体だった」というのだ。
早速ご紹介していこう。
脳の基本構造
物質としての脳は3次元空間の中の存在に過ぎない。
それは動かぬ事実。
少なからずホッと胸を撫でおろされたであろう。
脳波神経細胞が凝集して、巨大な情報ネットワークを構築している。
ネットワーク構造だという事を、ここで記憶してもらいたい。
重さは約1.4s、1リットル牛乳パックが1本半足らず。
案外思いものだ。
部分部分で分けると一番大きく全体の85%を占めるのが大脳、思考や感情など人間らしい機能を司っている。
次いで大脳の下背中側には、感覚と運動機能を司る小脳、大脳に次いで大きく全体の10%を占める。
脳の下部中央にあり生命の維持に関わる脳幹。
中脳・橋・延髄から構成される。
一番下にある延髄は脊柱管内を通る脊髄へと繋がっている。
大脳と脳幹の間には視床、視床下部などで構成される間脳がある。
これらの部位で脳は構成されている。
脳はネットワーク
脳は主に神経細胞であるニューロンと神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)であるグリア細胞で構成されている。
90%をグリア細胞が占めているが脳の情報処理機能を支えているのは残り10%のニューロンだ。
10%といえどもその数は860億個に上る。
そしてこのニューロンは情報処理や興奮の伝達を担うために特化した細胞である。
ニューロン同士が互いに網の目の様に幾重にも重なって複雑に接続しあい情報をやり取りしているわけだが、今まではこの構造を3次元構造としてとらえていた。
この捉え方が脳構造の解明を困難なものにしていたかもしれないのだ。
11次元という概念
脳波3次元ではなく最大11次元で情報のやり取りをする複雑なネットワ−ク構造を持つ。
これが新しく取り入れられた考え方だ。
複数のニューロンが接続して形成される「クリーク」と呼ばれる塊。
そしてその密集し、互いに複層的に接続しあうクリークの間には空洞「カビティ」があることも発見された。
クリークとカビティからなる脳内の高次元幾何学的構造の認識が重要なのだ。
この高次元幾何学的構造が11次元で構成されているのだ。
これまでの様に生命科学的見地からばかりでは、解明しきれない問題が残ってしまう。
この高次元幾何学的構造の働きを解明するには「代数的位相幾何学」という数学の考え方を持ち込めばいいのではないか?
この辺りまでが現在解明されているところ。
脳の研究は各国競うように進められている。
新しい研究成果が聞ける日を待ちたいものだ。
正直接続構造が11次元体と言われても想像しにくい。
球体の中に無数の頂点が存在し、それが互いに他の全ての頂点と接続しあっていると考えてみても結局は3次元での話じゃないのか?
と思ってしまう。
今回ご紹介したものはあくまで理論上。
3次元の世界に暮らしている私たちには少し理解し難いかもしれない。
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