2018年03月06日
正体不明の衛星「ブラックナイト」がとんでもなくやばい・・・
およそ13000年前から存在し地球外生命によるものと考えられている謎の物体
ブラックナイト(黒い騎士)と呼ばれる人類の手によらない人工衛星が地球を周回しているというミステリーの発端は1954年の新聞に掲載された記事である。
アメリカもロシアも宇宙産業に着手しようとしていた矢先でまだ衛星の打ち上げに成功していないこの当時諸説囁かれた物体の謎を紐解いていこう。
ブラックナイト衛星とは?
ブラックナイト衛星(Black Knight satellite)は北極上空を飛ぶ物体。
本来の黒騎士とは紋章を塗りつぶし出自が明らかでない騎士を指す言葉であるが、ブラックナイトの名称の起源は明らかではない。
1954年に新聞に掲載されたアメリカ空軍が地球を周回する2つの衛星の存在を報告したという記事。
これには冥王星の発見で知られる天文学者クライド・トンボーも関わっているとされた。
この記事はUFO研究家ドナルド・キーホーの1953年の書籍「外宇宙からの空飛ぶ円盤」の内容にトンボーの研究内容を組み合わせたもので書籍のプロモーション記事だという見方もある。
当時のトンボーは軍の依頼によって宇宙開発の障害となる自然天体の有無を調査していた。
世界のどの国のものでもない
1960年2月新聞記事はアメリカ海軍が赤道面から79度傾いた軌道を公転周期104.5分で周回している暗く回転する物体を発見したと報じた。
これはかなり特異な軌道を持ち遠点が1728q近点はわずか216qだとしている。
この物体は世界のどの国からも所有を表明されなかった。
後の公開情報によれば当時の海軍は非常によく似た軌道へ打ち上げられたコロナ衛星(ヂスカバラー8号)から落下した部品を追跡していたとされる。
しかし、ディスカバラー8号は1960年5月に大気圏に再突入して燃え尽きており同時期に周辺の破片も大気圏内に落ちたと思われる。
1万3千年前からの信号
1973年スコットランドの天文研究者でSF作家のダンカン・ルナンは1920年代に検出された異常な電波信号の記録を解析し信号は1万3千年前から月の近くに存在していた探査機から送信されたメッセージであると推定し、これが引用され「ブラックナイト衛星は地球外生命に由来し1万3千年に渡って地球を周回している」という説の根拠にされている。
しかしルナンは少なくとも地球を周回する衛星については言及しておらずブラックナイト衛星については自分とは無関係だとコメントしている。
近年の説
1998年の行われた国債宇宙ステーション計画のミッションにおいて撮影された物体がブラックナイト衛星であるという説が広く主張されている。
しかしこれは船外活動の間に船体から外れてしまった熱ブランケットである可能性が高い。
宇宙開発ジャーナリストのジェームズ・オバーグによればブランケットは軌道を離れて落下し約一週間後に燃え尽きたという。
結局謎は謎のまま本当に1万3千年前の謎の遺物かもしれないし後々研究が進むと13000という数字がそもそも間違っていたというよくある結果に落ち着くかもしれない。
もし前者の場合ならシュメールに文明を伝えた宇宙人の存在のような大昔の地球には他の惑星からの存在があったのではと思いを馳せてしまう。
謎はいつの日にか解明される日が来るのだろうか?
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