2018年02月25日
地球を12km掘った結果がとんでもなくやばい・・・
西ロシアの人里離れた場所にさび付いた蓋が溶接されている。
これは人類が、地球の中心に向かって掘っていた世界一深い穴の痕跡だ。
一昔前人類の飽くなき欲求である穴堀が国家規模で行われた。
この世界一深い穴は鉱山のような人間が入れるような穴ではない。
もっとずっと細いもので石油の井戸のようなものでまっすぐ下に向かって掘ってある穴だ。
世界一深い穴はフィンランドの国境にほど近い西ロシアに存在してる。
これはソビエト連邦が地球の地殻深部を調べるためにおこなった科学的掘削計画である。
1970年5月24日にコラ半島で掘削を開始した。
掘削から約20年後の1989年に世界最深記録を更新したが、当時のソビエト連邦は巨額の費用と膨大な時間を費やした
1989年に穴の深さは12q以上になった。
当初計画は15qであったが、予想を超えた地温180℃に遭遇し1992年に断念した。
この震度のボーリングは並大抵の手法ではなかなか実現できないらしい。
掘削計画終了後は施設は廃墟と化していて訪れる人も少ないようだ。
2008年に施設は放棄、付属施設も解体されて荒廃が始まった。
2010年時点では、掘削抗は保存されていたが、段々と崩壊が進んでいる。
この穴は厚さ35qとみられるバルト大陸地殻の3分の1にしか達していなかったが地球物理学的に多くの情報をもたらし地殻の化学成分と地殻上下部の違いが分かった。
例としては、それまでに考えられていたよりも15億年もはやく地球の陸地は形成されていたことが分かった。
そして、科学者たちは20億年前の地層に存在していた生物の痕跡を見つけた。
エッフェル塔を22基積み上げた高さにほぼ等しい6700mという型破りな深度で生物学者たちは小さなプランクトンの化石を発見したのだ。
従来地下深くでは有機物は存在せずまた存在しえないと考えられていたが、14種類の微生物の化石が発見された。
また、岩石が破砕され地球深部には水が充填していた。
人類が初めて到達した地下10qには予想をはるかに上回る発見があった。
しかし、それ以上に学者たちや作業員を悩ませる不可解な出来事も発生した。
それは、地下空洞説や地底人の存在を伺わせる何か。
1989年ロシアで地質調査をしていたチームによって奇怪な音が録音された。
この奇妙な事件はフィンランドの新聞社の記事になり通称「地獄の音」として世間に広まった。
掘削をしていた作業員たちのインタビューによると地下1万4400mに差し掛かった時ドリルが急に回転し始めた。
それはそこに空洞か洞窟があることを示している。
温度センサーは摂氏2000℃まで上昇していた。
我々はマイクを落とし岩盤の動きを調査する計画を立てた。
しかし、岩盤の動きの代わりに我々は叫び声をあげる人間の声が聞こえたんだ。
最初その音は自分達の装備・設備からおっていると思ってそれらを調査した。
しかし、それは我々が最も恐れていたことを確定させてしまった。
叫び声は一人の人間のものではなく何百人もの人間の悲鳴だったんだ。と語った。
この事件の後掘削していた作業員や研究員が怯えて逃げ出してしまったため掘削が続けられず研究チームは解体されたとのこと。
そして1994年に掘削は中止された。
表向きの理由は資金切れや予想を超えた地温に遭遇したこととなっている。
しかし、本当の理由は不可解な現象おせいであったという噂がささやかれている。
地殻の厚さは大陸では30qと言われている。
今回紹介した人類史上最も深い穴でさえその3分の1ほどでしか到達していないのだ。
地球の半径はおよそ6400q
地球を玉ねぎ大きさに例えるとすると深さ約12qの人類史上最深部の穴をもってしても茶色い玉ねぎの薄皮をようやく貫通する程度。
地球の大部分は穴掘りでは辿り着くことはできないのだ。
地球の芯部には未だ発見されていない文明や宇宙人が隠れているのだろうか?
地球の謎は深まるばかりである。
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