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2017年08月04日

「今の日本のマスコミは真実を伝えているかどうか」

今年4月の記事で少し古いが面白いので。


ジャーナリスト、ノンフィクション作家の門田隆将氏
テレビ番組で
非常に本質を突いた発言。

議題は
「今の日本のマスコミは真実を伝えているかどうか」。

長谷川幸洋氏。
メディアの内部にいる者として重要な証言をする。
「私は門田さんが書いているファクト(事実)と
イデオロギー(主義主張)の問題が核心だと思います。
私は新聞業界に長いこといますけど、
かつてはイデオロギーっていうのはそれほどは出てこなかったですよ。
僕のいる東京新聞とか中日新聞だって今みたいに左じゃなかったんです。
でもこの5年、10年ぐらいで急にファクトとイデオロギーの部分で
イデオロギーが物凄く出てきました。」

門田隆将氏が
インターネットの普及で
メディアの虚像がバレ始めた。

「メディアがイデオロギーに基いて報道してるって
国民が気がつくようになったのはネットのおかげです。
ネットが色々な情報を発信したことによって
既存のメディアというのは
実はファクトではなくて
イデオロギー、主義主張に基いてやっているんだと皆が気づいた。
もう若者はSNSのほうが信用できるというふうになってしまった。
ネットが出て来るまでは皆既存メディアを信じてましたから」


政治にかかわる報道は
ネット上の世論と食い違う報じ方が多く、
強い違和感を覚える。
政治的な時事はまさしく主義主張が関与する部分なので
メディアによって偏向してしまうのだろう。


番組では後半に
「新聞は事実と社説をきちんと分けて書くべきだ」
という意見にみんなが賛同していた。

基本的なことだが、
それができている新聞は少ない。
自説に都合のいい部分だけを
切り貼りして報じるやり方では
もう国民を騙すことはできない。


これまでメディアというものは
国民を洗脳できるという意味で
強大な権力を持ってきた。
例えば「東京では○○がブームなんです!」
「海外のスターが緊急来日!空港には500人のファンが!」
などと報じれば人気があるように演出することができ、
本当にブームを起こすことができる。

▼韓流スターが来日するとして羽田空港にできたファンの列。明らかに800人もいないのにメディアは嘘をついている。

▼韓流スター来日イベント参加者募集。謝礼2,000円。インターネットですぐにやらせがバレる。

テレビでよく使われる「○○が静かなブーム!」
というフレーズはその表現自体が矛盾しており、
流行らせたいという制作陣の意図が透けて見える。
広告代理店と組んで国民を洗脳するのが仕事なのだ。
脳機能学者の苫米地英人氏は
「電通 洗脳広告代理店」
という書籍を出して注目を集めた。
メディアが広告代理店、
スポンサー(広告主)と癒着して
国民の価値観を操作しようとしていると暴露する本だ。

テレビの視聴率が落ち、
新聞の購読数もだだ下がりになっている昨今、
日本のメディアは根底から仕事のやり方を見直さないとこのままでは厳しい。
「既存メディアよりSNSの情報のほうが信用できる」
という声を無視してはならない。


昔は

「テレビばっかり見てないで新聞読みなさいよ。」

って親や先生がいっていたけど、

これからは

「新聞とかテレビなんか見てないでネット見なさいよ」

って親や先生が言ってもおかしくない。

「スマホあるのになにいつまでもテレビ見てるの。」

とか

「新聞に書いてあること本気にしちゃダメだよ。」

とか

本当にそうなりそうで。


安倍政権をこき下ろす人は

安倍政権が

政治の仕組みとしてまずいと思ってる人から

ただ単に既存の政権を叩こうという人まで

様々いるが

利害が一致すれば

協力する

というのは

いかがなもんでしょうか。


だから

加計学園の問題とか

森友とか

落ち度のありそうな問題を持ってくるより

安倍政権のまずいと思うところを

もっとストレート言えれば

良いのだが。

例えば

内閣人事局を作ったことを

批判するために森友加計学園を

持って来たり

印象操作するんじゃなくて

つまり

内閣人事局が反対だ廃止しろ

って言わずに

それ以外の

ありとあらゆることやるから

ほとんどの言葉が

本来の意味を失って

「事実の価値」が

救いようのないほど

落ちる。


内閣人事局を廃止しろっていうと

後ろめたいのか

大義名分は安倍内閣側に

あるとしても

ここまで大騒ぎしないと

崩せないような

大義名分なのか

または

官僚の力が増大することが

本来の必要な実務の実態に反して

自らの「印象」を悪くすると思うのか

印象が悪い方が負けるから

つまり事実を正確にいっても

通じないかもしれないから

はっきり言わないだけなのか


どっちにしても

「大義名分」

に弱く

「印象に左右されやすい」

国民性(といえば聞こえがよいが)が

あらわになる。


しかし

洋の東西を問わず

「事実」

を軽んじてよい結果をもたらしたことはない

その意味で中国は本当に危ない。


「事実」を語らず

印象を駆使してことを成すことが

異常な状態である認識は必要だ。

もちろん言葉で言うほど簡単なことではないが

誤解を恐れず、

誤解を招かないように最大限注意を払い、

誤解を招かないようしっかり説明することがやはり必要だ。





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posted by sachi at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治
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