レクサスブランド内の2018年 販売台数No.1、2を記録した「レクサスNX(NX300/NX300h)」について、異例の時期に「年次改良」が実施されるとの情報を複数いただきました。まとめますと、なんと近々(この2月3連休の11日?)でオーダーストップとなり、2月下旬から年次改良モデル(いわゆる2020年モデル)の受注が開始されるようです。
NX300/NX300hの2020年モデルは4月頃正式発表され、5月のGW明けから生産が開始されるようですが、内外装の意匠変更を伴わないため、「マイナーチェンジ」ではなく、「年次改良」の範疇となるようですが、今回は比較的大きな変更となりそうです。
主な改良内容は以下の通りと推測されます。
■ボディカラーの変更
UXで設定された新色が追加。(MOP)
最近シルバー比率が低下しているせいか、シルバー系はソニックチタニウムに統一?
<追加>「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング〈4Y1〉」の設定(150,000円+税)
リンク画像 <廃止>「プラチナムシルバーメタリック<1J4>」
■内装カラーの追加
"version.L"
「ブラック×アクセントサンフレアブラウン」の追加
CTやLXに設定されている、サンフレアブラウンを差し色のアクセントカラーに加えた新色。
リンク画像 "F SPORT”
「ブラック×アクセントマスタードイエロー」 の追加
レクサスRC専用色と思われましたが、なんとNXに登場。スポーティで人気が出そうですね。
リンク画像■安全装備 Lexus Safety System+のレベルアップ
・プリクラッシュセーフティシステム検知機能強化
(夜間の歩行者検知機能、昼間のサイクリスト(自転車)検知機能)
第3世代レクサス標準とも言える新型プリクラッシュセーフティシステムを搭載するのは万一の際の安心度が違います。他メーカーとも十分競争力のあるセーフティシステムと言われています。
・レーントレーシングアシスト(LDA→LTA)の採用
性能が向上したLTAを搭載。従来はブザー&ステアリング制御の「LDA」でしたから、LKAを飛び越えて一気に最新のLTAへ移行するのは嬉しいところ。
リンク画像 ・ロードサインアシスト(RSA)の採用
道路標識を認識するRSAはヘッドアップディスプレイとの相性が非常に良く、利便性の高い装備。
ただし、認識できる標識は4種類のみ。
リンク画像 ・先行車発信告知機能[TMN]
地味ながら、信号待ちの際に嬉しい機能も付帯機能として追加。
リンク画像■動力性能の強化
アクティブコーナリングアシスト[ACA]の標準装備
レクサスES・UXで採用された、コーナリング時のアクセル踏みまし時のアンダーステアを制御するシステムがNXにも採用。
年次改良で採用されるのは異例と言って良いでしょう。重心が高いNXには相性が良さそう。
リンク画像その他、ステアリングフィール、ブッシュ類のチューニングなどの改良も行われると思われますが、今回の改良によりまさに「NX決定版」となりそうですし、これで2年ほど商品寿命が伸びるかもしれません。(少なくとも来年にフルモデルチェンジの線はないでしょう)
ハードウェアの変更がありますので、価格は若干上昇すると思われますが(5万円程度か?)先進安全装備の「LSS+」の機能拡張が年次改良で行われるのは初のことであり、ある意味衝撃。
たとえば、基本設計が古くなってしまった、レクサスIS、RC、RCF、GS、GSF、CTなどでは「Lexus Safety System+」の導入後は、一度もレベルアップは行われていませんし、今後も行われないと想定されます。しかし、人気のNXに関してはライバル車と比べて周回遅れにならないよう、今回このタイミングで「LSS+」のレベルアップを行うことが判明しましたので、車種による「改良の差」が今後ますます広がっていくかもしれませんね。
なお、個人的に期待していた「レクサスクライメイトコンシェルジュ」や、「ヘッドアップディスプレイの大型化」、「スゥイングバルブショックアブソーバー」の採用は無いようです。しかし、それでも非常に商品力が高いのは言うまでもありません。
(*ナビゲーション/オーディオ周りの変更はない模様)
次回は、レクサス 「RCFマイナーチェンジ」情報、予定価格についてレポートさせていただきたいと思います。
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