のんびり なまけにっき

レクサス(LEXUS)の話題を中心に、個人的主観をもとに日記をのんびりきままに書いています。
(バックアップもかねてほぼ同内容を「のんびりなまけにっき2」に記載しております。)
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LEXUS RC F 納車&ちょっと乗ってみました。
(なまっくす at 11/18 00:11)
ようやく LEXUS RC Fが納車されました。
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納車までは結局試乗する機会はなかったのですが、いざ乗ってみると実に乗りやすい。
エンジンが冷えているときのエンジン始動音は大きめですが、気負わずに普通のセダンと同じ感覚で乗れるのはこの車の良いところでもあると思います。
最大で477psというスペックから、「どんなモンスターマシンなんだ!」と思ってしまいますが、まったくそう感じさせないほど非常に乗りやすいです。
アクセルに対するレスポンスはかなり抑えられておりどちらといえば、鈍いです。これは初期ISFと感覚が似ています。低速度域のチョイ乗りではRC350やNX200tの方がレスポンス良いかも。もっとも、SPORTモードやSPORT+モードでは違うのでしょうが・・・(まだ試していません)

一言でいえば、「やっぱりレクサス」という感じで、ノーマルモードの範囲内では、ライバルといわれる「M」や「AMG」、「S/RS」みたいな、すぐわかる迫力や特別感はありません。それらのハイパフォーマンスカーと比べるとステアリングも軽いし、特に低速度域でのエンジンパワーもアクセルオン・オフ時のサウンドの迫力も及びません。
そのため、そのような車と同等以上の変化を期待してしまうと、期待外れ・・・という風に感じる方も多いと思います。
しかし、誰にでも扱いやすく、同乗者にも優しいという意味では、ブランドイメージともあっていると思いますし、すみわけが出来ているとも感じます。
ということで、やっぱり想像通りの仕上がりでしたので、安心しました。

乗り心地は比較的良好と思いますが、全体的にはやはり固めです。
電子制御のサスペンションを採用していないので、エコモードでもノーマルモードでも乗り心地は変わりません。
後期ISFのザックス脚は未体験ですが、首都高の路面がわるいところやジョイントのつなぎ目では上下のゆすぶられ感がありますが、RCFは収束が早いので不快感はありませんでした。ボディ剛性の高さが謳われていますが、まだまだその違いがわかりません・・・
接地感は、前車が アウディだったので、さすがに低下しています。RCFも重量級ですが、地面にへばりつき地を這う感覚はAWDのアウディ・クワトロにはかないません。高速度域ではまた違うのかもしれませんが。

一般道やバイパスを普通に走行している分には、FR車らしく、カーブや交差点も曲がりやすいですし、なによりボディサイズが小さくなったので、気を遣わずに運転することが出来て、ずいぶん楽になりました。都市部ではやはりこれぐらいのサイズ(全長470、幅185程度)の車が扱いやすい上限かなぁと改めて感じます。

居住性は良好と感じました。ステアリング、シフトノブ、フットレスト、アクセル・ブレーキなどの位置がとてもしっくりきますし、写真や動画で見るより、素材感は良いですね。特にシートはデザイン含め非常に良いです。座面はセミアニリン本革の質感が大変よく気持ち良いですし・・・乗降時に気を使わないとすぐ皺が入ってしまいそうですが。
また、ドアトリムとセンターアームレストの一部、つまり手が触れる場所にはアルカンターラがあしらわれており、実際素行中に触れる機会が多く、上質感が感じられます。当初はL-tex部分の質感が気になりましたが、クッションが適度にあり、質感は良好でした。

新型ISでは不満のあったドリンクホルダーと助手席側アームレストの位置も改善されているのもよかったです。
私的にはシートのヘッドレストがもう少し前のほうが良いですが、これはヘルメット装着時にも問題がないようになのかな・・・また、シートベルトは肩口に付属のストラップを使ってもまだ位置が遠いのでちょっと面倒。
また、2人乗車が多いので、「パワーイージーアクセスシステム」はつけてほしかったです。(かすかに期待していましたが、ついていませんでした)

ちょっと驚いたのが、メーカーオプションで装備可能なTVD(トルクベクタリングディファレンシャル)
特に、「スラローム」。これ、一般道でもバッチリ体感できます。
ステアリングが軽く感じ、スッと今までに味わったことのない感覚で曲がっていきます。私的にはかなり好きな感覚。
TVDは価格が40万円以上する、非常に高価なオプションですが、かなり楽しめそうです。
GS-FではTVDが標準装備されるんでしょうね。
なお、TVDについてはスイッチ自体、押しにくい場所にあるのが残念。「SNOW」ボタンと場所を入れ替えてほしいです。

「燃費」ですが、あまり気にしてはいけないのでしょうが、ストップ&ゴーの都市部での一般道ではやっぱりよくないです。(笑) リッター6km/Lぐらいでしょうか。ただ、ISFと同様、高速道路で法定速度程度かつ8速でロックアップすれば13km/Lは行くことが確認できました。
ならし期間なのでレーダークルーズコントロールでの前車追従も使用しましたが、以前のレーダークルーズより制御が賢くなっているように感じました。ただし、全車速対応ではないためいざというときの信頼性には欠けます。
BSM(ブラインドスポットモニター)は従来のモデルより検知速度も検知範囲も広くなっているのがわかりました。RCFの場合、視界がそれほどよくはありませんし、必然的に速度域が高くなりがちですので、必須オプションですね。

夜間の都市部走行も経験しましたが、ヘッドライトが想像より明るかったです。
3連LEDの配置がよいのか、特にサイド部分を広範囲に照らしている印象。
RCFには、フォグランプやAFSがありませんが照射範囲が広めなのでなくてもさほど影響ないかもしれません。

ナビ関係も特段不具合もなく、レクサスらしいわかりやすいナビですぐに使いこなすことができました。
モニター画面は小さいし、シート位置を下げると画面の下部が見づらくなりますが、文字等がクリアなので意外に見やすかったです。
他ブランドより優れている点は、スマホと連動する、スマートG-LINKですね。音声認識の「エージェント」より、こっちのほうがずいぶん使い勝手が良いです。スマホで目的地をあらかじめ検索しておいて車両に乗り込んだ後、G-LINKで検索、これはかなり使えます。
オーディオに関してはISに比べ、フロントスピーカーにツイーターが追加されているので音質はずいぶんよくなったように思います。ただ、今のところ当方の環境では、iPhone6のUSB接続(iOS8.1)では音楽再生ができませんでした。
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積載能力はクーペだけあり、高いとはいえません。トランクは横に広いのでゴルフバックはなんとか2本積めそうです。TVD装着車はモーターの都合か、トランクスペースも縮小するのが残念。とくにトランクボードの下部は通常洗車道具や工具を入れておくスペースが用意ますが、RCFのTVD付車の場合は、収納スペースがかなり少なくて残念です。
また、可変リヤスポイラーが設置されているので、トランクのオートクローザーもしくはパワートランクリッドはつけてほしかったです。あんまりトランクを強く閉めるとスポイラーに悪そうで(笑)

あまりにもインパクトあるデザインには賛否両論あるようですが、私的にはスピンドルグリルの決定版と感じます。
特に駐車しているとき真正面からみたときのフロントマスクの迫力はとても気に入っています。
シートに乗り込む際も、RCF、いいモノに乗っている感は十分感じられます。
装備面で不満点はいくつかありますが購入してよかったと素直に感じました。

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