、パノラミックビューモニターのカメラや、アドバンストパークのセンサー類がついており、一番内側には、足元を照らすためのLEDがついています。(その代わり、ドアハンドル照明はありません)
リンク画像レクサス系車種で定番のドアハンドル下のLED照明はありませんでした。
リンク画像ラゲージは十分な広さがあります。さらに「トランクスルー機能」もあるので長尺物も搭載できます。
電動トランク化したため、従来型に比べ多少容量は低減しているようですが、十分ですね。なお、ラゲージ内にも一切の加飾はありません。
ラゲージ内は、天井にもしっかりとカーペット素材があしらわれているのは嬉しいところ!ここは鉄板むき出しの車種も多いので、この点はさすがクラウンと言うべきか。照明はLEDタイプですが、明るさは控えめ。
リンク画像フロア下にある薄めのラゲージボードは丈夫に引っ掛けることができて、工具やパンク修理キットへ容易にアクセスが可能です。
リンク画像さて、ここからは「内装編」です。
これはクラウンという名前はついているが、あくまで「クロスオーバー」であり、従来のクラウンの価値観の延長上にあるのではない、と考えると納得感はあると思いますが、ここではあえて「RS” Advanced」を想定した「600万円〜700万円程度」のクルマとしてコメントさせていただきます。
まず、インテリアの総評ですが、忖度なしで一言で言えば「チープ」これに尽きます。
デザインが悪いということではなく、素材や仕上げの質感のチープさが目立つ、という印象です。
しかし、では例えば「+50万円〜+100万円」価格を高くして、インテリアの質感を高めることにニーズがあるのか?そうすれば販売台数が伸びるのか?と言われるとそれも微妙なところと思いますので、これがトヨタの「クラウン」の名を冠するクルマ、この価格帯の実用車の今の最適解といえるのでしょう。
当方のように、内装が「チープ」と感じる人は「レクサス」や「競合輸入車」を検討すればいいわけですし、今後登場が示唆されている「クラウン・セダン」では、差別化のため、内装の質感のレベルアップをしてくると思います。
では前席全景です。
「RS” Advanced」で、専用色の「ブラック×イエローブラウン」です。
イエローと言うより、レクサスでも最近人気の「ヘーゼル」や「オーカー」系の明るいブラウンで、なかなか見栄えの良い配色です。
これは単に真っ黒な内装より良いと思いますし、助手席側のダッシュボード上部もイエローブラウンなのはとても良いですね。
・・・ということで第一印象は結構いい感じです。
リンク画像ブラック内装の「G“Advanced・Leather Package”」はこちら。
一部カッパー系の差し色がごく一部にありますが、黒一色になると質感は余計に気になるかもしれません・・・・
リンク画像目を下に移すと、「CROWN」の文字が入ったスカッフプレートにおなじみのパワーシートスイッチ。シートレールのボルトはカバーがないタイプで、クラウンだからといって差別化はありませんでした。
リンク画像アクセルペダル類は、スポーティな「RS」グレードでもアルミ製ペダルなどは奢られていません。
レクサスの「F SPORT」とは大きく異るところです(将来的に「GR」が発売されるのを待つしか?)
リンク画像ドアトリムは質素な作りですが、最上部はウレタンを貼り付けたような素材、中央は固めのソフトパッド、下部はハード樹脂という3種類の素材で構成されていますが、全般的に質感不足の印象です。同じトヨタブランドでも「ハリアー」のような高品質感がないのが残念。
パワーウインドウスイッチはきれいに表面仕上している樹脂パネルが使用されています。現行レクサスISやRCのセンターコンソールに使用されているような、ザラザラした手触りの素材ですが、クラウンならもう少し加飾がほしいところで、とにかくシンプルです。(この部分だけ見れば300万円〜400万円台の車という印象)
リンク画像インナードアハンドル周りの質感もごく普通という感じで、「クラウン」らしさはありません。
なお、「RS”Advanced”」でリヤサポートパッケージを装着した場合、ドアノブの上部に薄型のイルミネーションがつくようですが、そうでない場合はここに照明はつかないということで、とにかくこのクルマは一時期のレクサス車と同様、イルミネーションが非常に少ないです。
リンク画像ステアリング。
おそらく専用デザインと思いますが、特に高級感はありません。一部ゴールド(カッパー)の加飾がありますが・・・
ウッド調のステアリングがあった頃に比べると平凡な仕様になっていると思います。
良い点としては、ステアリングヒーターが「全周」対応になっているところでしょうか。
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