のんびり なまけにっき

レクサス(LEXUS)の話題を中心に、個人的主観をもとに日記をのんびりきままに書いています。
(バックアップもかねてほぼ同内容を「のんびりなまけにっき2」に記載しております。)
<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

レクサス新型LS500h「正常進化」、一番高いのをプチ試乗!
(なまっくす at 12/06 11:02)
[1/2ページ]
2020年11月19日に発売された新型レクサスLSの最高額車「LS500h AWD EXECUTIVE」を1時間弱でしたが試乗する機会を得ました。
本体価格だけで「1,728万円」と超高額車両です。

th_UNADJUSTEDNONRAW_thumb_67f4.jpg



残念ながら自動運転機能の「Advanced drive」は延期となりましたが、それが装備されれば2,000万円は超えるのでしょうね・・・

リンク画像カメラ

試乗車はメーカーオプションの「20インチノイズリダクションホイール」(スパッタリング塗装)を装備していました。

リンク画像カメラ

内装には今回目玉の「プラチナ箔&西陣織」を採用!(660,000円のMOP)
写真を見ると、「これは高すぎでは?」と思いましたが実物を見るとそのクオリティや独特の世界観は良いと思いました。選べるのが「Executive」のみということで、購入できる方も限られますね。私的には、F SPORTのなぐり調アルミパネルの部分を、この「プラチナ箔」に変更したものがあればいいと感じました。(もっとも供給量に限りがあるのでしょうけど)

リンク画像カメラ


ちなみに後席はご覧のとおり。
プラチオ箔や西陣織の面積も後席のほうが広い! これは日本発のブランドとしては面白いインテリアパネルだと感じます。
どうせならフロアマットを「畳」にしてほしい(笑)

リンク画像カメラ

さて、肝心のプチ試乗インプレッションですが、結論からいうと、ものすごく良くなっています。
乗りながら「これ、3年前に出してよ!」っ叫んでしまいました。


■微振動は低減。しかし完全には消えていない

まず、前期モデルから感じた、フロアやアクセル/ブレーキペダルから伝わる「微振動」が相当に低減されており、静粛性の向上とともに振動対策は相当気をつかったのがわかります。

ただ、LS500hのパワートレーンである、自然吸気V6エンジン(8GR-FXE)+"マルチステージハイブリッド"については、アクセルオンをエンジンが切り替わったときの微振動はまだ感じます。
しかし、わずかに振動したあと、スピーカーからエンジンノイズと逆位相の音を発生させ、こもり音を打ち消し、すぐに車内が静かにそして先程の振動が消え去るのは感心しました。

当方は普段からLC500hに乗っており、このエンジンの特性に関しては把握しているつもりですが、もはや限界かと思います。
多くのレクサスLS600hオーナーが望むような「振動のない、そしてパワー感とともに雲の上を走行するような極上の乗り味」はこのV6エンジンと"マルチステージハイブリッド"では実現不可でしょう。

しかし、「静か」、「滑らかさ」、「しっかり感」をきっちり進化して、これぞ「LS」という水準に仕上げてきたのは間違いないです。これがユーザーの期待感に届いているかどうかはユーザーの経験値によるものも大きいかと思います。


■モーターアシスト増、エンジン回転数低減

すでに2019年の改良で対応済のようですが、モーターアシスト量が増加しており、かつエンジン始動時の回転数が「500rpm」低減しているということで、初期LS500hで感じられた「意図しないエンジンの無駄吠え」、「エンジン始動時の回転数上昇」という現象はだいぶ気にならなくなっていました。

ただ、重量級ということもあり、前期モデルに比べれば多少、モーターのみで走行できる領域は増えていますが、ハイブリッドのモーターアシストだけで走行することはほとんどできないため、アクセルを少し踏み込めば少なからずエンジンは始動し、わずかなボディ振動は発生しますので、この点が気になる方はまだまだいらっしゃるでしょう。



■静粛性の向上

久々のLS試乗ということもあり明確に判断ができないのですが、エンジン始動時の微振動を除けば、ほぼ不快な要素はなく、風切り音やロードノイズも気にならず、静粛性についてはさらに向上していると思います。
前期モデルでは、路面状態によるロードノイズの聞こえ方に結構違いがあったように記憶していますが、新型LSでは、走行中にノイズ関係で特に気になる点がありませんでした。

静粛性を向上しながら、車両重量を軽量化しているのは凄いですね。
しかし、静粛性向上がハイブリッドの魅力であれば、新型MIRAIが話題になっているように、「燃料電池自動車」へのシフトが現実的とも感じました。


■シート座り心地向上

「Executive」には、シートに低反発ウレタンを使用し、シートの縫製方法も工夫して乗り心地を更に向上しているようですが、確かにシートの柔らかさと快適さは極上でした。課題であったとされる「AWD」での後席の乗り心地も相当に良くなっているものと思いますが、未経験のため、実際お乗りになった方のインプレッションを待ちたいところ。

リンク画像カメラ


■サスペンションも乗り心地重視に

乗り心地も良くなっています。ダンパーも改良のみならずランフラットタイヤの特性も改良されたようで、快適性が向上しているます。
工事跡の路面の荒れた部分もわざと乗ってみましたが、ある程度のふわふわ感を伴ってしっかりといなしていきます。エアサスかどうかわからないぐらいの振動の伝わり方があった前期から相当に改善されている印象で、これぞまさに「LS」!っていう感じです。
当方、普段から乗り心地のよい車には乗りなれていないので、ぜひLSオーナーの方に体感していただきたいですね。

リンク画像カメラ


■デジタルインナーミラーが大幅にレベルアップ、ついに実用的にに

今回は夕暮れのドライブということもあり、驚いたのが「デジタルインナーミラー」の性能向上です。
全車標準化されたことで、ちょっと心配でしたが、当方の想像を上回る進化をしていました。
前期LSのデジタルインナーミラーは解像度も低く、表示エリアも狭く、そしてヘッドライトや強い光を受けると真っ白になって見にくく大きな課題がありましたが、今回改良された新型デジタルインナーミラーは一気に進化し、高解像度、高精細化、そして夜間の視認性が大幅に向上しています。


街灯がLED式の幹線道路でのデジタルミラーの見え方は以下の通り。日没後にもかかわらず、景色の見え方、明るさなど、物理的なミラーと比べても遜色ありません。むしろこちらの方が遠くまで見えます。

[6]次ページへ>>

右斜め下コメント(1)
右斜め下トラックバック(0)

<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

0目次