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離別がゴールの恋、それが不倫ではないかと思います。
離別がゴールだなんて、そんな悲しい恋はしたくないですよね。
しかし、いつか必ず離別が来ることがわかっていても、今この瞬間の気持ちに正直に生きたいと思うのが男と女、恋愛というものなのでしょう。
今を大切にすることに徹し、その瞬間の感情を大事にしようとします。
その結果、離別がゴールであってもいいと思い、不倫が成立してしまうのです。
自分が結婚していることを隠して近付いて来る人もいますから、気が付けば不倫をしてしまっていたという人も少なくはないでしょう。
けれど、それがわかったときにすぐ離別決心のできる人と、できない人がいて、さらに2人を取り巻くさまざまな関係が悪化してしまうケースもしばしばです。

離別がゴールの恋、それが不倫だという考え方自体がおかしい、間違っているのだと言う考え方もあります。
好きな人と、好きなように付き合えないのは、自由民主主義の国にあっておかしいというのが言い分のようです。
そこまで自信を持って言い切るのなら、何も離別は必要なんかないでしょう。
日本の法律は、不倫や二股を一切規制していないですし、無理に離別を促してもいません。
ただ、そこには法律とか哲学という難しいものではなく、人としての生き方や、考え方というもっと身近なものが深く関わってきて、2人の関係を大きく左右していくのです。
ですから、離別がゴールの恋イコール不倫と言っても、その式からはじき出される答えにはいくつものパターンがあります。

離別がゴールの恋イコール不倫、この式から出される最も一般的な答えは、やはり当事者どおしの関係を崩すというパターンです。
ようするに、不倫をしている2人が綺麗サッパリ離別という形ですね。
けれどときには、不倫をしていた2人が一緒に新たな人生を歩き出すこともあります。
その場合、離別は不倫をしていた人と、不倫をされていた夫や妻なのです。
離婚という悲劇のもとに、新たな不倫ではなくなったカップルが誕生するというものですね。
しかし、こういう答えを出した場合、子供たちも大好きなパパやママと離別になるわけで、巻き込む人の多さに胸いたむことでしょう。
不倫がいいとか悪いとかは一概には言えないですし、家庭にはもうすでに存在しない愛を求めて不倫に走る人が少なくない現実もあります。
少なくとも心ではなく、体を求める不倫だけは何とか減って欲しいものです。

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