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結納返しとは、新郎から結納時にいただいた品々に対し、お礼の意味を込めて、お返しすることです。
ただ、結納返しという言葉は避けて、「お引出結納（おひきでゆいのう）」や「諸白料（もろはくりょう）」という言葉を使うことも多いです。
結納返しの「返し」という言葉が結婚にふさわしくないということから、別の呼び名で呼ばれるようです。
そして結納返しの方法は、住んでいる地域で異なります。
結納返しに品々を返すところもありますし、お金で返すところもあります。
また、結納返しの金額も、住んでいる地域で異なるようです。
ですから結納返しを行うときは、両親に相談して進めると良いでしょう。

結納返しの相場は、結納金の半額程度です。
結納金の相場が給料の2〜3か月分とされていますから、結納返しはその半分、金額にして30万円から50万円を考えておくと良いかもしれません。
そして結納返しをする日も、お二人でよく相談してください。
現在、主流となっているのは、結納の品々をいただいたら、その日のうちに結納返しもしてしまうという方法です。
たったの1日で結納全般が完了してしまうので、その日のうちに結納返しをしてしまうのも良いかもしれません。
ただ、昔ながらの結納にこだわる人がいる場合、結納返しは結納した後日に渡すことになるでしょう。
結納返しを結納したその日のうちにすると、「つき返し」といって良くないと捉える人もいるようです。
ですから結納返しの日取りも、できることならカップルで相談しておくと良いでしょう。
また、結納返しは行わないカップルもいるようです。

結納返しで返してもらうなら、始めから結納金を低めに設定し、お返しはいらない旨を伝えて、それで結納を終えてしまう方法です。
そして、現在は結納返しを用意しなければならないような結納自体を行わないカップルも増えています。
結納をしなければ、もちろん結納返しを用意する必要はありません。
両家が納得しているのであれば、結納返しが必要になるような結納を行わないのもありだと思います。

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