2023年04月27日
「ありふれた祈り」*ウィリアム・ケント・クルーガー
*「Ordinary Grace」 William Kent Kruger *
久々に出会った素晴らしい作品!
最近「キリスト教とミステリー」との関連性のある推理小説を読み続けていたが、これはその中でも群を抜いて面白かった。
「ありふれた祈り」*ウィリアム・ケント・クルーガー(早川書房)
ありふれた祈り (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ ウィリアム・ケント・クルーガー ] 価格:1,166円 |
あまりに訳がお粗末で本文の内容すら頭に入らなかった作品もあった反面(ブログに感想すら書くのも憚れた)、この作品ではアメリカでの福音派とメソジスト派の違いもきちんと描かれていて、聖書箇所の訳もすんなり心に沁み入った。(上から目線でごめんなさい。あくまで個人的な意見です。)
「トムソーヤの冒険」を彷彿させる少年達のワクワク感と、死に対する宗教観が何とも絶妙に入り混じっている。頁をめくる速度も上がってしまった。
またそのうち読み直そうと思う。
素敵な読書タイムを。
posted by mysterynovels at 22:31| USA