2015年08月22日
2. 自転車改造:パーツ取付 -3. バーエンドの取付
2-3. バーエンドをつける
バーエンドの取り付けは見た目も変わるもっともポピュラーな改造のひとつ。
バーエンドを取り付けるメリットは主に2つあります。
@ 持ち手の場所が増えることで、握り方を変えて手の疲労を軽減する
A 立ちこぎ(ダンシング)がしやすくなる
ただしバーエンドを握って運転する場合、ブレーキが同時には握れません。人や交通量の多い場所でバーエンドを握って走ると、急ブレーキができないため事故になる場合があります。安全に気を付けて活用しましょう。
※グリップの内径はマイパラスm-650も一般的なものなので、ほとんどのグリップ・バーエンドはノーマルのハンドルに取り付け可能です。
■ バーエンド:セパレートタイプ
後付のバーエンドで、ポピュラーでかつ価格も手ごろなのがこのタイプ。
現在のグリップを少し加工して取り付けます。
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このタイプのバーエンドの取り付けには少しグリップの加工が必要です。
ノーマルのグリップがそのままでは取り付けられず、グリップの一部を切ります。要はハンドルバーの両端にむき出しの部分が必要で、むき出しになったハンドルバーの端に取り付けることになります。
【手順 1】下の写真のどちらかの加工をします。やりやすい方でかまいません。
【手順 2】グリップを内側にずらし、むき出しになったハンドルの端に取り付けます。
グリップをずらして移動するには結構力がいります。グリップをずらすときオイルを使うのは危険です。取り付け後にグリップが滑って事故につながることがあります。
グリップがずれにくいときは、水を霧吹きでグリップとハンドルバーの間に浸み込ませるか、パーツクリーナーを浸み込ませてからゆっくりずらしていくとうまくいくことが多いです。
■ バーエンド:一体型タイプ
こちらはグリップそのものを交換するタイプで、グリップとバーエンドが一体になっています。
私が使っているのがこのタイプになります。
■抜群にスムーズな形状の「CYCLE PRO CP-HG849D3」
私が使用している「CYCLE PRO CP-HG849D3 Wバイスバーエンドグリップ」はなんといっても流線型のスムーズな形状。どんな握り方をしても違和感がないので疲れたときにはいろいろ握りを変えることが自由自在。 ただグリップの素材自体はかなり固めで、バーエンドの強度もかなりあります。エルゴグリップではあるけれど、長距離のライドの場合はグローブ併用の方がいいように思います。
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※同じ商品が別メーカーからも出ています。
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■文句なしのNo.1「ERGON GPシリーズ」
実はグリップ交換の際、最後まで悩んだのがこの「ERGON GPシリーズ」。
ある程度、品ぞろえのあるスポーツ自転車屋さんなら置いてあり、握ってみることができるので試してください…きっと感激します。素晴らしい形、握り心地。エルゴグリップの世界No.1と言っていいグリップ。
マイパラ乗りにとってさらに嬉しいのはグリップシフト用の「左:ロング/右:ショート」というラインナップがあること。(ただし私は将来的にシフトを変更する予定だったのでロング/ロングを選択)
ただし、結構いい値段します。人気もあり、オークションでも値が下がりにくいので盗難にあう確率も高い超有名グリップ…。マイパラには…贅沢が過ぎる気がして見送った珠玉のグリップです。
【ERGON 公式ホームページ】http://www.ergon-bike.com/us/en/home
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【追記 2015/8/29】
Yahoo!オークションやAmazonに「ERGON」と銘打って半額ぐらいの価格で売っている赤や青・ゴールド・黒などのバリエーションのある商品、あれは中国製の偽物です(ある方がERGON本社に確認済み)。使えないことはないですが、しばらくするとグリップのゴムが溶けだすといったトラブルがあるようです。
ERGONではバーエンドが「金属むき出し」のバージョンは作っておらず、全て樹脂でカバーされたグリップエンドがついたものになっています。本物と偽物では全く感触が違うのでくれぐれもERGON公式ページでご確認を。
タグ:改造アイテム&ツール
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