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2015年09月10日
マイクロスコープを格安で簡単に作る方法
マイクロスコープは非常に高額な製品だ。
仕事柄、数千倍までのマイクロスコープを売ってるのだが、倍率が50倍程度までなら自宅でも作れる時代になってきてる。
しかも格安で簡単に作れてしまうのだ。
Cマウント仕様のカメラさえ持っていれば、格安でしかも簡単に作れてしまうのだ。
固定焦点レンズ(CCTVレンズ)を用意する
固定焦点レンズ(CCTVレンズ)は、監視カメラにも利用されている汎用的なレンズだ。
レンズというと単純に拡大すると思うが、この固定焦点レンズは主に景色や周囲を撮影する用途に使用されるのだ。
解像度にもよるが1〜3万円ほどと低価格帯である。
リアコンバーターを用意する
リアコンバーターを使うと焦点距離を変えることなく映像を拡大できる。
2倍から5倍のものまであるようだ。
35mm固定焦点レンズに5倍のリアコンバーターをつければ作業距離300mmという長距離で8mmX8mmの対象物をモニタの画面いっぱいに映し出すことが可能だ。
接写リングを用意する
接写リングを使うと焦点距離が犠牲になるが映像の拡大ができるようになる。
接写リング自体はレンズの入っていないチューブなのだが、1000円〜5000円程度で入手可能だ。
接写リングをカメラと固定焦点レンズの間に入れると拡大撮影が可能になる。
例えば、35mm固定焦点レンズに10mm厚の接写リングを入れると焦点距離は100mmとなるが、8mmX8mmの対象物をモニタの画面いっぱいに映し出すことができるのだ。
8mmX8mmの対象物をモニタの画面いっぱいに映し出すということは約40倍の倍率(19インチモニタ上)となる。
まとめ
リアコンバーター、接写リング、固定焦点レンズの3つをうまく組合せれば、マイクロスコープで色々な倍率をつくることができるようになる。
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