2016年09月03日
三ツ星レストランの料理を食い尽くす美食ブロガー「99分、世界美味めぐりFoodies ’14」劇場公開2016年1月
ミシュランのレストランの評価は、一つ星は「そのカテゴリーで特に美味しい」。二つ星は「遠回りする価値がある」。三ツ星は「旅行をしても行く価値がある」という意味があるらしい。世界で知られる美食ブロガーも三ツ星レストランでの食事が趣味になった人々だ。写真を撮ってブログに記事を書く。世界中からファンが集まる。その美食ブロガーは5人。
アメリカ人のスティーヴ・プロトニキ、元レコードレーベルのオーナーで毒舌家として知られ2016年のアメリカでのベスト100レストランがプログに掲載されている。日本食もあってアメリカ旅行の参考になりそうだ。(http://www.opinionatedaboutdining.com)
イギリス人のアンディ・ヘイラー、シェル石油の元重役。会社を興して売却そのお陰で三ツ星レストラン制覇を達成する。(http://www.andyhayler.com/blog)
リトアニア人のアイステ・ミセヴィチューテ、元スーパーモデルで日本食が大好きという。5人の中で一番好きな人だ。私が行く国立千葉医療センターの眼科医の女性医師がちょっと似ているところとか、さらに海外ドラマ「ドクター・ハウス」のジェニファー・モリソンを思い出させるところだ。(http://www.luxeat.com)
パーム・パイタヤワットは、中国とタイの家系でロンドンに留学中(http://theskinnybib.com)
もう一人の女性で香港生まれのケイティ・ケイコ・タムは、まだ若く両親と同居中。働いたお金を美食ツアーに使っている。(http://k-luxedining.com)
イギリス人とアメリカ人は、いわゆるおじさんで両人ともお腹がせり出している。美食三昧の証拠か。
ロンドン、パリ、ニューヨークやバンコック他、それに東京と名だたる都市が網羅されている。日本については次のようなナレーションが流れる。「美食家にとって日本はぜひ訪れたい楽園です。農産物の品質も高く、金に糸目をつけない食通の存在が究極の食材作りを支えています。
最も格が高い和食は、懐石料理です。16世紀から続く形式にのっとった食事です。料理人のセンスも問われます。料理を通じて日本で感じられる季節を表現しているのです。料理だけでなく器にも季節が反映されています」
リトアニア生まれのアイステは、懐石料理の三ツ星「菊の井」へ2度も足を運んでいる。駐車場の端にある小さなお店「寿司さいとう」にも一人で行っている。この「寿司さいとう」は移転していて、現在はアークヒルズタワー1階にあるとか。それに予約の取りにくいお店の筆頭らしい。
この美食ブロガーについて反対意見もある。料理というのはかなり個人色の強いもので、好き嫌いやその日の体調も食感を左右する。料理というのは毎回ベストとは行かない。微妙なものでそれを一人の人間があれこれとネットで言い触らすのは容認できない。 とまあこんな感じだろう。
誰しも美味しいものが食べたいと願っている。そういう風潮の中で美食ブロガーがもてはやされる。レストラン側もそういうブロガーを宣伝に使うようになり、無料で料理を提供したり厨房を案内したりする。
リトアニア出身のアイステは、そういう招待は受けないと明言しているのも好感が持てる。とは言っても私は、こういうブロガーの記事に頼らず美味しいものを探すことにしよう。美食のジャングルの中で、一生もがくんだろうなあ。
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