2017年04月26日
台湾では何語を話してるのかな? 基本は中国語ですが・・・
台湾で話されている言葉は・・・
台湾で話されている言葉は、中国語なんですが、台湾では「國語」(国ではなくて國ですね。)といいます。文字も中国や日本のような略字ではなくて、繁体字と言って昔の正式な文字ですね。
國語が話されるようになったのは、日本が戦争に負けて台湾を去り、その後に国民党政府がやってきてからです。その前に話されていたのは、公の場では日本語、家庭では台湾語だと思います。
日本語? そうなんです。ここは明治時代1895年から1945年まで約半世紀、日本が統治していた日本でしたから・・・
台湾語は、中国語の中の福建省あたりの方言、閩南(みんなん)語で、明の時代に福建省から移住してきた今の台湾人の先祖に当たる人たちが話していた言葉です。今でも福建省や、台湾、シンガポールで話されています。
福建省以外の大陸出身の中国人は理解できないようです。
そのため、日本が戦争に負けて引き上げた後に大陸からやって来た国民党政府は、公の場で台湾語を話すことを禁止して、学校教育も全て國語でおこなったそうです。
それで、子供たちは台湾語が話せなくなり、國語がわからないおじいちゃん、おばあちゃんと孫達の意思疎通が出来ないことがあったりしたそうです。
どれくらい違うかというと、私が知っている言葉だけですが。
意味はどちらも同じです。
・國語 :ちゅいなーり、ちーしぇんま?
・台湾語:きーどぅーい、じゃぁしゃみ?
・國語 :ぷーやおくーちー、じんらい!
・台湾語:むべんけーきー、りぶらいぜー!
答えは、最初が、どこで、何食べる?
次が、遠慮せずに、お入りなさい! です。
これは、わからんわ。
随分前に、日本映画で「モーマンタイ」というのがありましたが、これは広東語です。
台湾語では「ぼーもんてぃ」、國語は「めいうぇんてぃ」と発音します。
漢字は「没問題」問題ない、大丈夫みたいな意味です。
なんとか、発音の差があっても理解できそうな範囲でしょうか。
ちょっと話がそれますが、駐在時代に台湾人の同僚のマネージャーから教えてもらったことです。
台湾人の部下の言い訳の「3没(めい)」というのがあって、
業務の案件について部下に質問すると、
最初の頃は、
1.没関係(めい・くぅあんしー)「大丈夫ですよ、関係ないです・・・」
少ししたら、
2.没問題(めい・うぇんてぃ) 「全然問題ないですよ。・・・ 」
そろそろ答えが出てもいい頃には、
3.没辨法(めい・ばんふぁー) 「もう、どうしようもありません。出来ません・・・」
となるというものです。
そして、私に「部下の言い訳には注意しておいた方がいいぞ。」と忠告してくれました。
数か月して気が付くと、その同僚も私も、上司に対して「3没(めい)」の言い訳の連続でした(笑)。
こういう言い訳は、「万国共通」のようです。
客家(はっか)語というのもある。
もう一つ客家(はっか)語というのがあって、これは中国大陸で大昔から戦乱を避けて、元々は河南省あたりにいたのが点々と移動しながら広東省あたりに住み着き、そこから台湾やマレー半島、フィリピンなどに流れていったグループが話している言葉です。
台湾では、空港のある桃園市の周辺や台湾中部に多く住んでいます。
台北駐在時に客家の同僚がいて「俺たちはチャイニーズジプシー」と言ってました。
※中国革命の父、孫文も客家(はっか)※
教育程度の高い人が多いらしく、中国、シンガポールや台湾、フィリピンでも首相や政府高官になった人が多いそう(同僚曰く)
何年かに一度、世界客家総会が開かれたりするとのことでした。
で、客家語ですが全く理解できません。音を聞いても漢字すら想像も出来ません。
台北の人気ホテルが毎日値下げ・バーゲンハンター
4ヶ国語のアナウンス?
台北に行って、MRT(地下鉄)に乗ったら、駅名のアナウンスがありますので注意して聞いてみてください。
駅名が4回流れます。といっても、2回しか聞き取れないんですが・・・。
最初が國語、次に英語、その次はきっと台湾語、最後が多分客家(はっか)語。
ホテルでテレビ見てて、「あ、中国語だな」と思ったら國語。
なんかやたらに語尾に「・・・きー、・・きゃっ、・・・きゃん、」と聞こえたら台湾語。
客家語は、専門のテレビ局があるので試しに見てください。
客家の人口は少なく、客家語を話す若い人も多くないので、このままでは喋れる人がいなくなるかもしれません。そんなこともあって、客家語専門テレビチャンネルが始まったようです。
夜市の屋台の大将とか女将さんは、大体台湾語で話してると思います。
あとは、台北では萬華、龍山寺、迪化街のあたりとかは台湾語が聞こえますが、中山北路などの街中では國語が聞こえる事が多いように思います。
台南、高雄等の南部に行くと、街中でも台湾語が聞こえてくることが多かったように思います。
日本人はなぜ「北京」をペキンと言うか?
中国の首都「北京」は、中国語発音では「べいじん」英語でも「Beijing]ですが、日本では「ペキン」ですよね。(ここからは、駐在時代に聞いた話ですので学術的に正確かどうかは保証の限りに非ず。)
先程書いた台湾語の元の福建方言は、中国語の古い時代の発音が残っているらしく、現在の中国語の発音とは異なるところが多いです。
台湾語では、台北を「たいぺい」ではなく「たいぱっク」。京を「きゃん」と発音します。
なので、北京は「ぱっきゃん」南京は「なんきゃん」。
これが訛って日本ではペキン、ナンキンとなったとか。
台湾語は話し言葉なので文字がなく(音の当て字はあります)地名も日本人が、日本の発音で漢字を当て字したところがあるらしいです。北海道のアイヌ語の地名に日本人が漢字で当て字したのと同じですね。
台湾第二の都市高雄は、昔は「打狗(だーかお)」と言っていたそうで、日本人が漢字で高雄と当て字をしたそうです。少し北の「たーみゃお」というところには民雄と当て字したそうです。
「たいぱっク」は台北、「もんがぁ」は萬華といった具合です。
ところが敗戦後に来た国民党政府は、それをそのまま中国語読みにして、
今では「高雄=かおしゅん」「民雄=みんしゅん」「台北=たいぺい」「萬華=わんふあ」となっています。
と、そんな訳でといきなりまとめに入りますが、台湾で習った中国語は大陸とはなんとなく発音が違うようで、台北駐在時代にそこそこ通じていた國語が、家族と旅行に行った上海なんかでは何回も聞き直されたりしたし、彼らの発音もよく聞き取れなかったことがありましたね。
北京官話ではきちっと発音するところが、台湾國語では曖昧になっていたりするらしく、日本人が適当に発音しても台湾ではなんとなく通じることもあります。
年配の外省人は、そういうところがいやな人もいて、発音を直してくれたり、覚えた台湾語で話してみたりすると「台湾語は分からない。」と言われたりすることもありました。
この辺のところは、
本省人、外省人、原住民、親日的なのは・・・ 〜 台湾人のグループ を読んでいただいて、
なんとなく雰囲気をご理解ください。
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