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2018年08月10日
予防接種証明書
英文の予防接種証明書は現地校に通うために必須の書類です。これがないと多額の費用をかけて抗体検査を受けたり、必要のない予防接種を受けたりするよう求められかねません。必ずかかりつけの小児科で作成してもらってから渡航しましょう。
23区内や海外転勤が多い地域の医院は慣れているところが多いかもしれませんが、医院によっては英文での診断書・証明書の書式がなく、発行までに時間がかかることもあります。渡航日時が迫っている方はいつまでに必要かを明示してお願いすると良いでしょう。
私は”抜けて”いて、この証明書が必要だと気付いたのは渡航日まで2週間を切った時期でした(汗)。仕方がないので母子手帳を見ながら下記のように原稿を作成して小児科に持参したところ、その場で先生のサインとハンコをもらうことができました。(先生、本当にありがとうございました!) ただこれはあくまでも例外的な対応ですので、時間に余裕を持って証明書を申し込むようにしましょう。
医院によっては原稿を持参した方が早く対応してくれることもあるかと思いますので、以下に私が持参した証明書の原稿の抜粋を掲載しておきます。
CERTIFICATE OF IMMUNIZATIONS (予防接種証明書 - 表題)
Date of issue:
Name:
Sex:
Date of Birth:
Address: (必要ないかもしれませんが)
Passport number:
This is to certify that the person listed above has received the following vaccinations:
(上記の者は下に記す予防接種を受けたことを証明する。)
(下記の項目を表にし、接種日を母子手帳を見ながら記入していきました。発疹など副反応が出た方は"Remarks"などとして記載をお願いしておいた方が良いように思います。)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) primary 1st/2nd/3rd
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第1期、第1回/2回/3回)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) secondary
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第2期)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) tertiary
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第3期)
Oral polio vaccine / Inactivated polio vaccine
(経口ポリオ生ワクチン/不活化ポリオワクチン - 我が家は上の子は経口生ワクチン、下の子は不活化ワクチンでした。最近は上記の三種混合と不活化ポリオワクチンがセットになった四種混合ワクチンになっているようです。母子手帳を確認してください。)
Haemophilus influenzae B
(ヒブ[インフルエンザ桿菌])
Pneumococcal (PCV7/PCV13)
(肺炎球菌ワクチン - 7価ワクチンなのか13価ワクチンなのかも記載した方がよいと思います。)
Mumps
(急性耳下腺炎 - 「おたふくかぜ」のことです。)
Measles and rubella, combined
(麻疹・風疹混合 - 北米ではmumpsも一緒になったMMRが一般的のようですね。)
Varicella zoster
(水痘・帯状疱疹 - いわゆる「みずぼうそう」です)
Hepatitis B
(B型肝炎)
Japanese encephalitis
(日本脳炎)
オンタリオ州では上記に加えて、髄膜炎菌ワクチン(meningococcal vaccine)が定期接種ワクチンに含まれています。これは日本では通常受けないワクチンですので、日本で発行してもらう証明書には記載されないのですが、現地校入学には問題ありませんでした。
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23区内や海外転勤が多い地域の医院は慣れているところが多いかもしれませんが、医院によっては英文での診断書・証明書の書式がなく、発行までに時間がかかることもあります。渡航日時が迫っている方はいつまでに必要かを明示してお願いすると良いでしょう。
私は”抜けて”いて、この証明書が必要だと気付いたのは渡航日まで2週間を切った時期でした(汗)。仕方がないので母子手帳を見ながら下記のように原稿を作成して小児科に持参したところ、その場で先生のサインとハンコをもらうことができました。(先生、本当にありがとうございました!) ただこれはあくまでも例外的な対応ですので、時間に余裕を持って証明書を申し込むようにしましょう。
医院によっては原稿を持参した方が早く対応してくれることもあるかと思いますので、以下に私が持参した証明書の原稿の抜粋を掲載しておきます。
CERTIFICATE OF IMMUNIZATIONS (予防接種証明書 - 表題)
Date of issue:
Name:
Sex:
Date of Birth:
Address: (必要ないかもしれませんが)
Passport number:
This is to certify that the person listed above has received the following vaccinations:
(上記の者は下に記す予防接種を受けたことを証明する。)
(下記の項目を表にし、接種日を母子手帳を見ながら記入していきました。発疹など副反応が出た方は"Remarks"などとして記載をお願いしておいた方が良いように思います。)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) primary 1st/2nd/3rd
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第1期、第1回/2回/3回)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) secondary
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第2期)
DPT (Diphtheria, Pertussis and Tetanus combined) tertiary
(三種混合[ジフテリア、百日咳、破傷風]第3期)
Oral polio vaccine / Inactivated polio vaccine
(経口ポリオ生ワクチン/不活化ポリオワクチン - 我が家は上の子は経口生ワクチン、下の子は不活化ワクチンでした。最近は上記の三種混合と不活化ポリオワクチンがセットになった四種混合ワクチンになっているようです。母子手帳を確認してください。)
Haemophilus influenzae B
(ヒブ[インフルエンザ桿菌])
Pneumococcal (PCV7/PCV13)
(肺炎球菌ワクチン - 7価ワクチンなのか13価ワクチンなのかも記載した方がよいと思います。)
Mumps
(急性耳下腺炎 - 「おたふくかぜ」のことです。)
Measles and rubella, combined
(麻疹・風疹混合 - 北米ではmumpsも一緒になったMMRが一般的のようですね。)
Varicella zoster
(水痘・帯状疱疹 - いわゆる「みずぼうそう」です)
Hepatitis B
(B型肝炎)
Japanese encephalitis
(日本脳炎)
オンタリオ州では上記に加えて、髄膜炎菌ワクチン(meningococcal vaccine)が定期接種ワクチンに含まれています。これは日本では通常受けないワクチンですので、日本で発行してもらう証明書には記載されないのですが、現地校入学には問題ありませんでした。
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2018年08月09日
ServiceOntario
OHIPへの加入申し込み(⇒ こちら)、オンタリオ州運転免許証の申請(⇒ こちら)の手続きのために行くことになる行政サービスセンターです。ServiceOntarioはGoogle Map等で見るとあちこちにあるのですが、この2つの手続きをするためにはTorontoではCollege Park内(777 Bay St.)のServiceOntarioに行かなければなりません。
College Park内のSeviceOntarioは混雑がすごいので時間に余裕をもっていくことをお勧めします。Online appointmentの制度もあるのですが、OHIPへの初回加入などの手続きは対象外で、外国から移住してきてすぐの諸手続きにメリットはありません。三連休前の金曜日や週明けは特に混むようです。受付の人には水曜、木曜が比較的空いていると教えてもらいました。
また手続きに必要な書類が揃っていないと容赦なく門前払いされます。受付で聞いた話では16回も追い返された人もいるということです。諸続きに出かける前にServiceOntarioの公式サイト(⇒こちら)で必要書類を確認して出かけるようにしましょう。
以下、私の失敗談です。暇つぶしによろしければどうぞ・・・。
ある三連休前の15時半に職場を抜け出してServiceOntarioに行ったのですが、受付の列が入口の扉のところまで伸びており、やっと受付に辿り着いたら"The waiting time is one hour and 40 minutes, and we cannot guarentee our service."と言われました。この時点で16時過ぎでした。
仕方がないので職場に戻って残務をこなして17時過ぎに戻ったところ、入り口の扉が占められていました。悔しいので手続きを終えて出てきた人が出てきたタイミングで入れてもらったのですが、開いている窓口で聞いたところ、"You came back after five o'clock and you cannot receive our service today."と一蹴されてしまいました。
あまりにも対応者の態度が悪かったため、1時間40分の待ち時間と言われて早めに戻ってきたということ、17時を過ぎて戻っても受け付けられないとの説明はなかった、と言ったのですが、"We ask you to wait inside. Those who go outside during their waiting time do so at their own risk."とあくまでも高飛車です。私も「待ち合い室の席が埋まっていて多くの人が立って待っている。2時間近くも立って待たせるのが倫理的に正しいことだと思うのか。」と続けたのですが、"We were watching how crowded this place was, and that's the reason why we stopped accepting new applications today."と彼らは自己の正当性を主張するだけで、"Service"の質を上げようとする方向には考えが向かないようでした。
埒が明かないので「Online applicationの枠を広げて、時間のかかる新規の手続きにこそ予約制を導入すべきではないか。」、「日本の病院にはスマホで待ち時間を表示するシステムがある。そのようなシステムを導入してはどうか。」と提言してその場を後にしました。
振り返って考えると、カナダの基準では17時過ぎで仕事をしているのはよっぽどの例外であり、"We cannot guarentee our service"と言われた時点でServiceOntarioに張り付いて待っているべきでした。残業を当たり前にとらえる日本の悪しき感覚が自分の頭にまだまだ強くこびりついているようです。それにしても不親切な行政サービスだと思うのですが・・・。
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College Park内のSeviceOntarioは混雑がすごいので時間に余裕をもっていくことをお勧めします。Online appointmentの制度もあるのですが、OHIPへの初回加入などの手続きは対象外で、外国から移住してきてすぐの諸手続きにメリットはありません。三連休前の金曜日や週明けは特に混むようです。受付の人には水曜、木曜が比較的空いていると教えてもらいました。
また手続きに必要な書類が揃っていないと容赦なく門前払いされます。受付で聞いた話では16回も追い返された人もいるということです。諸続きに出かける前にServiceOntarioの公式サイト(⇒こちら)で必要書類を確認して出かけるようにしましょう。
混雑するServiceOntarioの待合室。 "Have an appointment?"の看板がむなしく見える。 |
以下、私の失敗談です。暇つぶしによろしければどうぞ・・・。
ある三連休前の15時半に職場を抜け出してServiceOntarioに行ったのですが、受付の列が入口の扉のところまで伸びており、やっと受付に辿り着いたら"The waiting time is one hour and 40 minutes, and we cannot guarentee our service."と言われました。この時点で16時過ぎでした。
仕方がないので職場に戻って残務をこなして17時過ぎに戻ったところ、入り口の扉が占められていました。悔しいので手続きを終えて出てきた人が出てきたタイミングで入れてもらったのですが、開いている窓口で聞いたところ、"You came back after five o'clock and you cannot receive our service today."と一蹴されてしまいました。
あまりにも対応者の態度が悪かったため、1時間40分の待ち時間と言われて早めに戻ってきたということ、17時を過ぎて戻っても受け付けられないとの説明はなかった、と言ったのですが、"We ask you to wait inside. Those who go outside during their waiting time do so at their own risk."とあくまでも高飛車です。私も「待ち合い室の席が埋まっていて多くの人が立って待っている。2時間近くも立って待たせるのが倫理的に正しいことだと思うのか。」と続けたのですが、"We were watching how crowded this place was, and that's the reason why we stopped accepting new applications today."と彼らは自己の正当性を主張するだけで、"Service"の質を上げようとする方向には考えが向かないようでした。
埒が明かないので「Online applicationの枠を広げて、時間のかかる新規の手続きにこそ予約制を導入すべきではないか。」、「日本の病院にはスマホで待ち時間を表示するシステムがある。そのようなシステムを導入してはどうか。」と提言してその場を後にしました。
振り返って考えると、カナダの基準では17時過ぎで仕事をしているのはよっぽどの例外であり、"We cannot guarentee our service"と言われた時点でServiceOntarioに張り付いて待っているべきでした。残業を当たり前にとらえる日本の悪しき感覚が自分の頭にまだまだ強くこびりついているようです。それにしても不親切な行政サービスだと思うのですが・・・。
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2018年08月08日
オンタリオ州運転免許証の取得
オンタリオ州での滞在が60日までの方は日本の免許証がそのまま使えるのですが、その期間を過ぎるとオンタリオ州の運転免許を取得する必要があります。日本の運転免許を持っている方は下記の手順で簡単にオンタリオ州の運転免許証を取得できます。
1. 日本総領事館で運転免許証抜粋証明書を取得
パスポートと日本の運転免許証原本を提示して申し込みをします。一週間後に抜粋証明書を発行してもらえます。料金は24ドルです。支払いはmoney orderでもよいとなっていますが、それほど高額でないので一般の方には現金を用意するのが簡便でしょう。なるべくお釣りがいらないよう24ドル用意していきましょう。
2. 運転免許証を扱っているServiceOntarioに行く
Torontoでは777 Bay St.のCollege Park内のService Ontarioです。こちら(⇒ ServiceOntario)で書いたように混雑がひどいので、水・木曜日を狙って手続きに行くとよいようです。
3. 必要書類を提示し、オンタリオ州の運転免許証を取得したい旨伝える
ServiceOntarioでは必要な書類が揃っていないと手続きを受け付けてもらえませんので忘れ物がないように気を付けてください。ServiceOntarioが公式に必要としているのは下記の書類です。
1. Originals of your accepted identity documents showing your legal name, date of birth and signature
2. Original, valid out-of-province/foreign driver’s licence
3. Any original supporting documents that show proof of your driving experience in English or French
実際には下記の書類を持って行くとよいでしょう。
・パスポート
・日本の運転免許証原本
・総領事館で発行してもらった運転免許証抜粋証明書
(念のため...・オンタリオ州内の居住住所を証明する書類)
4. 申込書を記載し、視力・視野検査を受けた後、写真撮影、最後に90ドルを支払う
申込書で記入の際、注意が必要なところは、
Q1. "Has an optometrist or physician ever advised you that you require glasses or contact lenses to drive?"
Q4. "Have you held a driver's licence outside Ontario?"
の2箇所です。Q4では"Since ..."と日本で最初に運転免許を取得した日付も記載しました。
視力検査は6桁の数字を左から読むだけのシンプルなものです。続いて視野検査がありますが、これは検査器具の覗き口の端の方が光るので、左右どちらが光っているかを答えるものです。眼鏡をかけている方にはわかりにくいようですので、視野検査になったら眼鏡を外すとよいでしょう。
最後に身長を申告します。(唐突に"How tall are you?"とか"What's your height?"と聞かれます。あまりに唐突なので、私の横で手続きをしていたオーストラリア人のカップルも"Sorry?"と聞き返していました。)
以上で免許証が取得できるとなったら90ドルを支払って手続き完了です。その場で"temporary driver's licence"がもらえ、後日写真付きの免許証が自宅住所宛に郵送されてきます。
下記のサイトも参考にしてください。
Exchange an out-of-province driver's licence
在トロント日本総領事館 - 証明書
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1. 日本総領事館で運転免許証抜粋証明書を取得
トロントの日本総領事館はKing StreetのTD North Towerの33階にあります。高層ビルですので目的階ごとにエレベーターがわかれています。総領事館の一般客が諸手続きを行う部屋はこぢんまりとしており、待ち時間はほとんどありません。 |
パスポートと日本の運転免許証原本を提示して申し込みをします。一週間後に抜粋証明書を発行してもらえます。料金は24ドルです。支払いはmoney orderでもよいとなっていますが、それほど高額でないので一般の方には現金を用意するのが簡便でしょう。なるべくお釣りがいらないよう24ドル用意していきましょう。
2. 運転免許証を扱っているServiceOntarioに行く
Torontoでは777 Bay St.のCollege Park内のService Ontarioです。こちら(⇒ ServiceOntario)で書いたように混雑がひどいので、水・木曜日を狙って手続きに行くとよいようです。
3. 必要書類を提示し、オンタリオ州の運転免許証を取得したい旨伝える
ServiceOntarioでは必要な書類が揃っていないと手続きを受け付けてもらえませんので忘れ物がないように気を付けてください。ServiceOntarioが公式に必要としているのは下記の書類です。
1. Originals of your accepted identity documents showing your legal name, date of birth and signature
2. Original, valid out-of-province/foreign driver’s licence
3. Any original supporting documents that show proof of your driving experience in English or French
実際には下記の書類を持って行くとよいでしょう。
・パスポート
・日本の運転免許証原本
・総領事館で発行してもらった運転免許証抜粋証明書
(念のため...・オンタリオ州内の居住住所を証明する書類)
4. 申込書を記載し、視力・視野検査を受けた後、写真撮影、最後に90ドルを支払う
申込書で記入の際、注意が必要なところは、
Q1. "Has an optometrist or physician ever advised you that you require glasses or contact lenses to drive?"
Q4. "Have you held a driver's licence outside Ontario?"
の2箇所です。Q4では"Since ..."と日本で最初に運転免許を取得した日付も記載しました。
視力検査は6桁の数字を左から読むだけのシンプルなものです。続いて視野検査がありますが、これは検査器具の覗き口の端の方が光るので、左右どちらが光っているかを答えるものです。眼鏡をかけている方にはわかりにくいようですので、視野検査になったら眼鏡を外すとよいでしょう。
最後に身長を申告します。(唐突に"How tall are you?"とか"What's your height?"と聞かれます。あまりに唐突なので、私の横で手続きをしていたオーストラリア人のカップルも"Sorry?"と聞き返していました。)
以上で免許証が取得できるとなったら90ドルを支払って手続き完了です。その場で"temporary driver's licence"がもらえ、後日写真付きの免許証が自宅住所宛に郵送されてきます。
下記のサイトも参考にしてください。
Exchange an out-of-province driver's licence
在トロント日本総領事館 - 証明書
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