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いつか日本の映画界に革命を起こします。 映画のわくわくで世界は平和になると信じてます。
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2017年12月05日

21作目 「パッセンジャー」 (2016 アメリカ)

「ハンガー・ゲーム」「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンスと「ジュラシック・ワールド」のクリス・プラットが主演を務め、宇宙船内で極限状態に置かれた男女の愛と運命を描いたSF大作。20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、新たなる居住地を目指して地球を旅立ち、目的地の惑星に到着するまでの120年の間、乗客たちは冬眠装置で眠り続けていた。しかし、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定よりも90年近く早く目覚めてしまう。絶望的で孤独な状況下で生き残る方法を模索するうちに、2人は惹かれ合っていくのだが……。「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」のモルテン・ティルドゥム監督がメガホンをとり、「プロメテウス」のジョン・スパイツが脚本を手がけた。
                                  映画.comより

予告編はこちら↓↓↓



171295_01.jpg


<前置き的な>
またまたクリス・プラットが登場します笑
意識してるわけじゃないんですが、最近観る作品にはたいがいクリス・プラットがでている笑
そんなに多くの作品に出演してるわけでもないのに、毎日のように私の前に現れてくれます。
まあ、最近の推しメンなので良きなのですが(´▽`*)

さて今日紹介いたしますのは、「パッセンジャー」。
日本では今年公開された映画なので記憶に新しいかと思います。
主な登場人物はたった4人(一人はアンドロイド役ですが)、しかも舞台は宇宙船の中のみという狭い世界観で描かれた作品です。
作品内の設定は地球から100年以上かけてホームステッドUという惑星に移住するという壮大なものなのですが、その旅の途中で冬眠から覚めてしまった2人を中心に描く物語なので実はスケールは小さい映画なのです。

もし自分がこの物語の主人公と同じ立場に立たされたらどうしますか?
旅の途中の宇宙船でたった一人目覚めてしまい、目的地に着くのは90年後。
再び冬眠することもできず、宇宙船という限られた空間で自分だけが寂しく生活し残りの人生をただ死ぬのを待って暮らさなければならないのです。
1人で密室っていうのはいわば極限状態ですよね。
人間がホントにこの状況に陥ってしまったらどうなるのか気になるところではありますが、それが自分だとしたらと考えると異様な恐怖を覚えてしまいます(;^ω^)

主人公のジムは1年以上一人で過ごした後、孤独を断ち切る選択をするわけですがこの1年だけでも私なら耐えられません。
生まれたときからずっと一人なら孤独という概念もなく苦しむこともないのでしょうが、周りの人たちとかかわって生きてきた人ならおそらくすぐに狂ってしまうでしょう。
まあ途中から孤独ではなくなるのですが、それでもって感じです。
一緒にいるのがたとえジェニファー・ローレンスだろうと二人だけで死ぬまでの何十年も暮らすってのもまたそれはそれで辛いんじゃないかな(;^ω^)
いくら大好きな人とでも二人きりで何十年は無理です。

とりあえず伝えたいのは「パッセンジャー」はただSF要素を詰め込んだ映画じゃないよってことです。
限られた空間での人間の極限状態を描いている映画でもあり、楽しませてくれる一作なのです。

それでは軽くストーリーを追ってきます。

以下ネタバレ注意



<サクッとストーリー>

技術者のジムはホームステッドUと呼ばれる惑星に向かう宇宙船の中で目覚めます。
コンピューターによって自分の部屋に案内され、宇宙船の中を歩き回りますがなぜか誰もいません。
不審に思ったジムは案内用のコンピューターに何が起こっているのかを尋ねますがコンピューターは目的地到着まであと90年ということしか教えてくれず、なぜ自分が目覚めたのかなど気になるところはコンピューターにもわからないとのこと。
初めはどうにかもう一度冬眠しようと冬眠ポッドをいじってみたり、クルーたちが眠る部屋に入ろうとしたりと解決方法を模索しますがすべて徒労に終わります。
どうにもならないと悟ったジムはバーテンダーアンドロイドのアーサーを唯一の話し相手としながら孤独に日々を過ごします。

突如始まった孤独な生活を始めてから1年がたったころ、ジムは冬眠ポッドで眠る美女オーロラを見つけます。
オーロラに一目ぼれしてしまったジムは、少しでも孤独を和らげようとしばらくポッドの横で過ごす日々を送ります。
しかし、横にいるだけでは我慢できなくなったジムは彼女を冬眠から目覚めさせてもよいかどうか苦悩しはじめ、ついには冬眠ポッドを故障させて彼女をおこします。(一度冬眠から目覚めると再び戻ることはできないため生涯宇宙船で暮らすことになります)
ジムは自分が彼女を起こしたという事実を隠しながら生活し、しばらくするとオーロラと付き合いはじめ、二人は幸せな日々を送ることになります。

そんなある日、二人がアーサーのバーでお酒を飲んでいるときにひょんなことからアーサーがオーロラに真実を明かしてしまいます。
ジムが自分を無理矢理に目覚めさせたと知ったオーロラは激しく怒り、大好きだったジムに裏切られたことで深い悲しみに覆われます。
これをきっかけに二人は疎遠になっていきます。

お互いに一人で生活を送っていた時、急に甲板長による船内放送が流れます。
ジムと同様にポッドの自然故障によって目覚めた人がもう一人出てきたのです。
ガスと名乗る甲板長は、ポッドが故障することは普通は考えられないといい船内の異常を調べることを提案します。
調査を始める3人ですが、ガスはポッドの故障によって体に深刻なダメージを負っていたために調査を終えないうちに亡くなってしまいます。
ガスから二人で力を合わせて生きろと言われた二人は、調査を再開します。
そしてついにリアクターに異常を見つけます。
ジムが目覚めた二年前に隕石の破片が船体を突き破り、リアクターを破損させていたのです。
リアクターの修復には何とか成功しますが、リアクター内の熱を逃がすための扉が開きません。
このままでは熱に耐えきれなくなったリアクターが大爆発を起こし宇宙船までも粉々になってしまうと分かっていたジムは、自ら宇宙船の外に出ていき自分で扉を開けます。
熱の放出で吹っ飛んだジムは宇宙空間に放り出されますが、そこにオーロラが現れ間一髪でジムを救出します。

力を合わせて危機を乗り越えた二人は再びよりを戻し、残りの人生を宇宙船で二人きりで幸せに過ごしましたとさ。
めでたしめでたし(´▽`)

<あとがき的な>

シンプルでわかりやすく、SFと恋愛、そして究極の心理状態を描いた良作でした。
宇宙船大爆発の危機を乗り越えた二人は残りの人生をどう過ごしたんでしょうね(´_ゝ`)
おそらく設定的には30歳前後でしょうし、あと50年は二人で生きることになりますからね。
映画の最後には目的地到着直前に目覚めた人々がコンコースに出てくるシーンがあります。
そこにはおそらく二人が創り出したであろう緑いっぱいの自然の庭が広がっています。
無機質な宇宙船にあれだけの美しい庭を創っている二人を想像すると、幸せな生活を送ったんだろうなと思います。
二人が幸せな生活を送っていたのなら私はそれで満足です(゚∀゚)

「パッセンジャー」はこちらからどうぞ

それでは今日はこれにて('ω')ノ





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