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2009年06月04日
そば屋幻庵
[タイトル名] そば屋 幻庵
[著者] かどたひろし シナリオ 梶 研吾
[発行所] リイド社 
[現在の刊行数] 1巻まで(6/4現在)

[あらすじ] お江戸の町は新橋辺り、柳の下でほのかに灯る、担ぎ屋台の掛行灯。夢幻のごとき神出鬼没の蕎麦屋台、人呼んでその名も「幻庵」――――
勘定方の重職をあっさり捨てて、早々に隠居した元旗本・牧野玄太郎。第二の人生と思い定め、身魂込めて[蕎麦作り]に打ち込む屋台には、今日も千客万来、十人十色の面々が十人十色の問題を抱えて訪れる。蕎麦作りを極めんと切磋琢磨する元旗本の[人助け蕎麦打ち人生]!!
[コメント]
読んでいて正直そばが食べたくなった。年越しの時と夏のざる蕎麦以外ほっとんどといっていいほど食べないのだが、なぜか無性に蕎麦が食べたくなる。人情本なのだろうがコネで問題を解決していくのに私的にはどうなのかとも思ったりもする。まぁ、利用できるだけの人付き合いをしているからなのか、それも主人公の人徳のなせる技と解釈するべきなのかはわからないとこだが。
少々ネタバレになるかもしれないが、理解しあえる人に出会った時の感動と情熱はものすごく私には理解ができるとこである。ついつい語りすぎてて時間忘れちゃうとこなんかね。
江戸時代の話なのにものすごく身近に感じてほんのり泣ける。
主人公よ、心を打たずに蕎麦だけ打っといてくれ。

[勝手に10点満点]
面白さ 9点
胸打つ度 8点
共感度 9点
蕎麦が食べたくなる度 10点
コネ使用頻度 9点

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