2015年03月12日
本日の株価(2015.3.12(木)日経225 概況)
本日の日経は267.59円高の18991.11円で大幅に続伸しました。前夜のNYダウは、中国の弱い経済指標や(中国1-2月 工業生産6.8%増と6年ぶりの低い伸び)、原油安を嫌気して、27.55ドル安の17635.39ドルと続落しました。しかし、米国政策金利の利上げ材料を折り込むべく、ドル円安が進行した事で、日経先物株は上昇し、前日比130円高の18780円で日本時間を迎えました。 |
日本時間中は、日銀や年金筋の買え支えによる先高感から買いが先行して、終日、堅調に推移しました。一時19000円の大台を突破する場面も見られました。尚、外国証券の寄付き前注文動向は90万株の売り越しでした。個別では、3月高配当銘柄のエーザイが今日も続伸し、440円高の7552円となり、年初高を更新しました。一方、マツダは、トヨタ、ホンダ、日産、三菱、富士重など、大手自動車メーカーがそろって上昇する中、ユーロ安を嫌気して37円安の2389.5円と続落しました。
- トヨタ自動車(7203):8258円(+100円)
- 本田技術研究所(7267):4123.5円(+77円)
- 日産自動車(7201):1273円(+35円)
- マツダ株式会社(7261):2389.5円(-37円)
- 三菱自動車(7211):1116円(+14円)
- 富士重工業(7270):4118円(+63円)
ブログ管理者の気ままな私見
日経平均は、高値圏でもみ合いながら上値を伸ばす展開になりました。しかし、ここ2日の値動きは、NYダウと連動しておらず、個人的には少し違和感を覚えています。NYダウの下落に合わせて、13週線当たりまでの調整すると、20000円へ向かう良い押し目になると考えておりましたので、正直少し外された感があります。一方、冷静になって、周りに目を向けてみると、ユーロドルは、ギリシャの債務問題と米国の利上げにより、ユーロが売られています。ここ10年の最安値を更新し下値模索中です。これにより、ユーロクロス円も2013年8月30日以来、130円を割りました。 右図をご覧下さい。欧州に強みを持つマツダ株は、日本株が上昇する中、下落してユーロ安に敏感に反応している事が分かります。一方、トヨタは、12/27以降、ユーロとの相関が低く、ユーロ安をまだ株価に折り込んでいない事が分かります。ユーロ経済の状況は、日本株へも影響が大きいですから、マツダだけでなく、日本株全体へも、いつ影響が出てもおかしくない状況と考えられます。日本株は、このまま上値を伸ばすかもしれませんが、いつ達成感が出るか分かりませんので、この水準から上では、慎重な姿勢で挑んでいこうと思っております。 |
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