2016年12月10日
16.12.5〜12.9 日経概況:堅調なNY市場に牽引され上昇
12/5週の日経平均株価は、12/2(金)終値より570.29円高い、18996.37円で着地しました。初日は、12/4(日)にイタリアで実施された憲法改正の是非を問う国民投票において、レンツィ首相が退陣に追い込まれた事を受け、政治不安やモンテ・パスキ銀行の不良債権問題が懸念され下落しました。しかし、当報道を受けたNY市場は、イベント通過によるアク抜けで反応した為、翌6日には、即座に買い戻されました。SQ週の水曜で警戒された7日は無風で通過。8日も、早朝に発表された国内7〜9月期 実質GDP改定値が、設備投資のマイナスを背景に、年率換算で前期比+1.3%と、速報値の+2.2%より下方修正されたものの、特に不安視される事もなく上昇。最終日も、前夜のECBドラギ総裁の発言が好感され、欧州・欧米株高となった流れを引き継ぎ、上値追いの展開となりました。8日のECB理事会では、債権購入額を2017年4月より、月額で現行の800億ユーロから600億ユーロに縮小すると決定したものの、その後、ドラギ総裁が「見通しが悪化した場合、緩和策の拡大や期間を延長する準備がある」とフォローされた事が好感された模様です。尚、SQ値は18867円となっています。
今週は、下げ相場であれば格好のエサにされそうな悪材料も見え隠れしていた様に思いますが、堅調なNY市場に牽引され、悪材料を踏み潰して前進した強い週でした。当方は、もう年内は無理する気はないので、大手製薬会社の動向をウォッチしておりました。トランプ氏が、タイム誌とのインタビューで「医薬品価格を引き下げる。医薬品価格をめぐって起きている状況を、私は好ましく思わない」と言明された事などを警戒して、全体がお祭りモードで上昇する中、武田薬品(4502)、アステラス製薬(4503)、第一三共(4568)等は軟調な動きをしていました。今後、出遅れ感が意識され、資金が流入してくるのかどうか。1月末くらいまで、ゆとりを持ちながら注目して行こうかと思ったりしています。
![日経市場動向_161205_161209.jpg](/moneymanagementinfo/file/E697A5E7B58CE5B882E5A0B4E58B95E59091_161205_161209.jpg)
今週は、下げ相場であれば格好のエサにされそうな悪材料も見え隠れしていた様に思いますが、堅調なNY市場に牽引され、悪材料を踏み潰して前進した強い週でした。当方は、もう年内は無理する気はないので、大手製薬会社の動向をウォッチしておりました。トランプ氏が、タイム誌とのインタビューで「医薬品価格を引き下げる。医薬品価格をめぐって起きている状況を、私は好ましく思わない」と言明された事などを警戒して、全体がお祭りモードで上昇する中、武田薬品(4502)、アステラス製薬(4503)、第一三共(4568)等は軟調な動きをしていました。今後、出遅れ感が意識され、資金が流入してくるのかどうか。1月末くらいまで、ゆとりを持ちながら注目して行こうかと思ったりしています。
![日経市場動向_161205_161209.jpg](/moneymanagementinfo/file/E697A5E7B58CE5B882E5A0B4E58B95E59091_161205_161209.jpg)
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