2016年11月05日
16.10.31〜11.4 日経概況:米大統領選 トランプ氏の支持率増加で株式市場に暗雲
10/31週の日経平均株価は、10/28(金)終値より541.05円安い、16905.36円で着地しました。米国市場は、先週末に発表された米第3四半期GDP速報値が、大豆の輸出が伸びた事を背景に予想を大きく上振れた為、これを評価する一定の買いが入ったものの、民主党クリントン氏の私用メール問題に関する、FBIの追加調査報道により、大統領選挙に不透明感が増した事が嫌気され、5連敗して18000ドルの大台を割り込みました。共和党トランプ氏の支持率上昇を背景に、12月のFOMCにおける利上げにも不透明感が出始め、ドルが売られた事から、日本市場でもリスクオフモードを余儀なくされ、17000円の大台を割り込みました。週中には、日米の金融政策も発表されましたが、大方の予想通り、日銀は現状維持。FRBも政策金利を据え置いた事から、イベント前後では比較的無風でした。日経はチャート上では13週線で下ヒゲが残り、一旦支持された格好になりましたが、大統領選の結果を見極めるまでは、積極的な買いも入りにくそうです。
個別では、当方が注目していたホンダ(7267)が、10/31引け後に中間決算を発表しました。売上高は、円高の影響もあり、前年同期比8.1%減の6兆7346億円で着地しましたが、タカタ製エアバックの品質関連費用を含む販売費、及び、一般管理費の減少により、当期純利益は前年同期比12.1%増の3517億円となりました。通期では、為替想定レートを1ドル103円に修正し、売上高を8.2%減の13兆4000億円に下方修正しましたが、当期純利益は20.5%増の4150億円に上方修正しました。決算後に発表された証券会社による評価はまちまちで、野村、大和証券は目標株価を引き上げましたが、マッコ-リー、三菱UFJモルガンスタンレー証券は目標株価を引き下げました。全体的に厳しめな評価をされているようです。まあ、それだけ期待が大きいと言う風に受け止めておきます。決算翌日は上昇して始まりましたが、大統領選を警戒した売りも嵩み、11/5現在では2869円。決算発表時点より8.7%下落しています。トランプ氏は、米国で大きな利益を上げている日本の自動車メーカーに対し否定的なコメントもされているようですので、その辺も売りを大きくした要因の1つかもしれません。当方的には上出来な決算だと感じ、当然3500円を目指すのだろう思っていましたので、少し寂しい週末ではありますが、また次週から気を取り直して頑張ります。
![日経市場動向_161031_161104.jpg](/moneymanagementinfo/file/E697A5E7B58CE5B882E5A0B4E58B95E59091_161031_161104.jpg)
個別では、当方が注目していたホンダ(7267)が、10/31引け後に中間決算を発表しました。売上高は、円高の影響もあり、前年同期比8.1%減の6兆7346億円で着地しましたが、タカタ製エアバックの品質関連費用を含む販売費、及び、一般管理費の減少により、当期純利益は前年同期比12.1%増の3517億円となりました。通期では、為替想定レートを1ドル103円に修正し、売上高を8.2%減の13兆4000億円に下方修正しましたが、当期純利益は20.5%増の4150億円に上方修正しました。決算後に発表された証券会社による評価はまちまちで、野村、大和証券は目標株価を引き上げましたが、マッコ-リー、三菱UFJモルガンスタンレー証券は目標株価を引き下げました。全体的に厳しめな評価をされているようです。まあ、それだけ期待が大きいと言う風に受け止めておきます。決算翌日は上昇して始まりましたが、大統領選を警戒した売りも嵩み、11/5現在では2869円。決算発表時点より8.7%下落しています。トランプ氏は、米国で大きな利益を上げている日本の自動車メーカーに対し否定的なコメントもされているようですので、その辺も売りを大きくした要因の1つかもしれません。当方的には上出来な決算だと感じ、当然3500円を目指すのだろう思っていましたので、少し寂しい週末ではありますが、また次週から気を取り直して頑張ります。
![日経市場動向_161031_161104.jpg](/moneymanagementinfo/file/E697A5E7B58CE5B882E5A0B4E58B95E59091_161031_161104.jpg)
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