2016年02月24日
おすすめ 高配当銘柄:日東製網(3524)2016年4月
![配当_日東製網_1604期.jpg](/moneymanagementinfo/file/E9858DE5BD93_E697A5E69DB1E8A3BDE7B6B2_1604E69C9F-4f9c3.jpg)
日東製網(3524)は、無結節網のトップメーカーで、国内シェアの半分を占めています。漁業用の定置網、施網、養殖網を主力とし、他、陸上用の防虫網、獣害防止ネットなども製造販売しています。近年のトピックスとしては、2014/1、環境事業としてJAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同開発した、宇宙ゴミ回収用の電動性テザーが、メディアに取り上げられ注目を集めました。
![右向き三角1](/_images_e/e/F04A.gif)
注目株:日東製網の最近の株価動向をチェック!!
次に、ここ2年の株価に目を向けると、まず、2014年4月期決算では、消費増税前の駆け込み需要により、獣害防止ネットをはじめとする、陸上用網の売上げが増加したものの、主力の漁業網では、東日本大震災における特需への反動から売上げが減少し、累計売上高は、前年比3.6%減の172.40億円。一方、当期純利益は、粗利益率の改善や固定資産の売却益により、前年比63.6%増の4.97億円となりました。翌年の2015年4月期決算では、消費増税に伴う反動減により、累計売上高は、前年比4.0%減の165.47億円に落ち込み、当期純利益も、為替差益は大きく出たものの、前年比16.1%減の4.17億円に転落しました。しかしながら、2016年4月期に入ると、燃油の下落を背景に、一部の漁船漁業において、設備投資を増加させる動きも出た事から、2015/9/4に発表された第1Q決算では、売上高が増加に転じました。 | ![]() |
一方、同年12/4に発表された第2Q決算では、施網の受注が順調に推移したものの、定置網の受注が下期にずれ込んだ事を理由に売上高が微減。一進一退な状態が続いています。このような背景の中、株価は、150円睨みの攻防が続きましたが、チャイナショックにて、150円を大きく割り込むと調整色が鮮明となりました。2016年に入ると、自律反発的な動きも出て、出来高が急増。2月初旬にかけて、165円水準まで買い戻されましたが、地合いの悪さもあって、倍返しを受け、一時、リーマンショック後の100円水準まで急落しました。ファンダメンタルズ的に見ても、さすがに売られ過ぎ感が出ています。四季報には、【価格転嫁】主力の定置網は北日本での夏場低気圧被害の復旧関連需要狙うが、漁業不振響き盛り上がり欠く。ただ旋網が立ち上がり順調。原料副資材高の価格転嫁も進み、採算改善。後半息切れ懸念あるが、前半堅調支え。営業益は前号より小幅上振れ。とあります。
昨年の配当権利落ち日前後の株価動向をチェック!
最後に、2015年4月の配当権利落ち日前後の株価推移を見ると、日経平均が上昇トレンドを描いていたのに対し、緩やかな下落トレンドを形成しており、配当落ち日には、3円の配当落ちがありました。配当前後に拾うのではなく、内容次第ですが、大きく下げた時を狙いすまして買うスタンスで挑んだ方が良さそうです。 | ![]() |
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