競馬の話『ブランド越後守』

兄妹喧嘩が止まない

父龍之介は兄を捕まえ説教をした


兄龍太郎は

自分自身の何が悪いのか、どうしたらいいのか

分からない　相手を責める一方である


そして、泣き叫ぶ

WO---N　ｗｏｎｗｏｎ



さじを投げたくなった龍之介であったが、

一つの方法を思いついた


「紙と鉛筆を持って来い」


龍太郎はいやいやながら、小さなノートと鉛筆をもってきた


「そこの左のページに今からいうことを書いていけ」


父龍之介は、龍之介の悪いところを７項目にして

書かせた

（内容は割愛させていただきます）


「今度は左のページのことと反対になることを

　右のページにかきなさい」

（内容は割愛させていただきます）


書き終えた龍太郎に復唱させ、

少し考えさせた


そして・・・

「左が子供のお前。

　右が大人になったお前。

　今のお前はどっちであるべきだ」


龍太郎は深く考え泣きながらこう答えた


「真ん中」


100点の回答をした龍太郎に対して、

最後にこう付け加えた


「あずきに優しくしたら、

　あずきはお前に優しくなる。

　　だから、あずきに優しくしろ。」


そしてあずきにこうお願いした


「お兄ちゃんに謝って、

　そしてこういいなさい。

　お兄ちゃんが優しくしてくれたら、

　あずきもお兄ちゃんに優しくすると」



謝ったあずきは

龍太郎に寄り添い

二人仲良くリビングで寝てしまった



　　　＞風邪ひくなよ