英銀大手のロイズ＜LLOY.L＞が２５日発表した２０１０年決算は、税引前損益が２２億ポンド（３６億米ドル）の利益となり、０９年の６３億ポンドの損失から黒字転換した。市場の平均予想も３億ポンド上回った。

　アイルランド関連の不良債権は０９年の２９億ポンドから４３億ポンドに急増した。

　ロイズによると、「経済環境がゆっくりと改善しているため」、不良債権関連損失は１３２億ポンドに４５％減少したものの、第４・四半期に悪化したアイルランド問題の影響で、改善は限定的だった。

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