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ミチルの詩集 1978 [2024/12/02 23:09]
淋しい
心が
からだが
心の支えをください
見つめてくれる
笑顔をください
詩を書く なぜ私は詩をつくるか (詩の森文庫) [ 谷川俊太郎 ]
「都会の旅」ミチルの詩集 [2024/11/19 15:11]
春は まだ浅い
夜明けの街は
まだ肌寒い
きのう あこがれていた人が
今は となりで眠るけど
心通わぬ人だから
知らぬ顔をしていよう
あたたかい陽がさす中で
ただ
きのうに戻るだけ
「永遠のいつか」 詩人ミチル [2024/10/30 22:58]
大人はいつも
それは今度ね
またこの次にね
と言った
またね
そのうちにね
それがいつかは知らないが
それは来ないと気づきながら
それでもその言葉を
信じて 何度も
信じて 待ち続けた
あの日のあの子は
今も
同じ言葉を信じながら
来ないことを知りながら
待っている
詩を書くということ 日常と宇宙と【電子書籍】[ 谷川俊太郎 ]
「少女のあした」 ミチルの詩集 [2024/10/28 00:00]
恋をした子のながす涙は
真実を映し出す
恋をした子のみせる笑顔は
まごころを映し出す
恋をした子は、大人へと歩み始める
それは、心の奥底に隠された真実を知り
誰かの心を大切にすることを学ぶから
詩を書く なぜ私は詩をつくるか (詩の森文庫) [ 谷川俊太郎 ]
「少女はどこへ」 詩集 [2024/10/27 11:35]
まるで
魂のぬけがら
涙も
笑いも
どこかへとんでった
青い目の人形は
ひとみに光が残るけど
青春をなくしたひとみは
もうなにも映さない
恋も忘れた
夢も捨てた
少女は大人になるけれど
「夏の少女」 17歳の詩 [2024/10/03 22:02]
女の子がいました
たくさんな人と出会って
たくさんな恋をして
たくさんなことを考えた
花をつみました
鳥になりたいと思いました
狂った猫をながめては
空が恋しくなりました
物言えぬかごの中の小鳥は
風船になりたいと思いました
愛がほしいと思いました
しあわせがほしいと思いました
自由がほしいと思いました
言葉がほしいと思いました
ー17歳のミチルの詩ー
詩を書くということ 日常と宇宙と【電子書籍】[ 谷川俊太郎 ]
..
「夢見る」 17才のミチル [2024/09/29 22:38]
うたいます
やさしさがほしくて
うたいます
愛がほしくて
「弱虫さん
あなたは何を夢みるの?」
うたいます
いつかきっと
うたいます
届くように
うたいます
あの大空まで
見つめます
光がほしくて
見つめます
言葉がほしくて
「泣き虫さん
あなたは何を夢見るの?」
見つめます
いつかきっと
見つめます
ふりかえる
見つめます
あの笑顔が
詩を書くってどんなこと?【電子書籍】[ 若松英輔 ]
「24HOUR」 17のミチル [2024/09/24 22:55]
なぐさめは
甘えを与える
強がりは
淋しさを与える
眠りは
休息になる
朝食は
始まりを見る
外出は
希望を与える
星空は
夢を与える
音楽は
やすらぎを与える
ふれあいは
やさしさを与える
人生は
であいをつくる
言葉は
さよならを与える
詩を書くってどんなこと? こころの声を言葉にする [ 若松 英輔 ]
他人事 [2024/09/24 00:15]
一方的に
言いたいこと投げつけて
長い時間が流れて
いつも
一方的に
いきなりネガティブを
投げつけて
応えてもいつもそれっきり
そしていつしか
まるで消えたかのように
ゴミ箱にゴミをぽんぽん投げ入れて
それきり
溜まったゴミには知らん顔
そうして時間が流れた
所詮
他人事
そういえばそれきりになったことに
気づいても
何か言葉をかける気もない
所詮
他人事
だから誰もいらないのさ
詩を書くってどんなこと? こころの声を..
「プラスチックドール」 17のミチル [2024/09/21 23:34]
生きてることに
何も感じない
悲しみもよろこびも
なんにもない
若さがない
夢がない
愛がない
人形がすわっている
窓の外を見つめている
心がない
うたがない
言葉がない
魂のぬけがらが
今にもたおれそうに
歩いている
青春がほしい
人生がほしいと
泣きながら
金子みすゞ名詩集 [ 金子みすゞ ]感想(34件)
「昼顔」 詩人ミチル [2024/09/21 00:47]
そんな偶然
あってもいいの
それはきっと
必然だったから
現れた
幾度 すれ行きても
幾度 引き裂かれても
それでも
幾度も きっと
現れる
高まる熱を
楽しむように
詩を書く なぜ私は詩をつくるか (詩の森文庫) [ 谷川俊太郎 ]
「ギゼンの正体」 詩人のミチル [2024/09/19 23:50]
ギゼンの
整いすぎた字がキライ
完璧のドヤ感がキライ
見せつけて
反応うかがうのがキライ
見返り期待がばれててキライ
ギゼンの目で
被害者ぶるギゼンが
キライ
詩を書く なぜ私は詩をつくるか 詩の森文庫 / 谷川俊太郎 タニカワシュンタロウ 【新書】
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