主婦ミチルの日常

ギゼンの 整いすぎた字がキライ 完璧のドヤ感がキライ 見せつけて 反応うかがうのがキライ 見返り期待がばれててキライ ギゼンの目で 被害者ぶるギゼンが キライ 詩を書く なぜ私は詩をつくるか 詩の森文庫 / 谷川俊太郎 タニカワシュンタロウ 【新書】

夕焼けに 追いかける飛行機のライト 煌めきはじめる 彼方に 数知れない時間が流れて 突然 ちっぽけな存在の 儚さに吸い込まれる 果てしない あの向こうに 果てしない 灯りを 横切るライトを また追いかけるうちに このまま溶け込んでしまえたら 消えゆく胸の痛み 詩を書くということ 日常と宇宙と【電子書籍】[ 谷川俊太郎 ]