2019年04月22日
剣道、ここで勝負するスゴ技
普段の稽古では、あまり見かけない、また技の練習でもほとんどやらない技を紹介します。まず一本目は「担ぎ面」。かつぐというのは中段の構えから逆八相の構えで左の肩あたりまで両手を持ってくると同時に相手の正面に振りかぶって打っていく技です。相手を試合場の隅に追い込んだ時にタイミングよく咄嗟にかついで打つと効果的です。二本目は「すかして打つ胴」。フィギュアスケートで「イナバウアー」という「のけぞりながら滑る」スケートがあります。すかして打つ胴は、相手が打ってくるように面をわざと空けて打たせて、のけぞりながら引き胴みたいに打つ胴技です。体の柔らかさに自信のある人は一度試したらいいと思います。三本目は「巻技」。相手の竹刀を巻いて、手元から竹刀を取り去る究極の技です。巻き方は相手竹刀を表から巻く、裏から巻くことの二通りあります。ただ、すぐに誰でもできる技ではありません。日ごろから手首を柔らかくして意識的に巻く練習を繰り返して行わないとできない技です。
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