2019年04月15日
剣道の凄技、すり上げ技で勝つ
剣道の技で一本の醍醐味は跳び込みメンや抜きドウ及び諸手ツキなどがある。しかし、玄人好みの技と言えば、すり上げ技を上げる人が多い、日本剣道形でも5本目打太刀が左上段から面に打ってくるのを仕太刀は木刀の表鎬で三日月を描くように摺り上げて打つ面がある。また、6本目も打太刀が左上段から中段に戻して小さく小手に打ってくるのを仕太刀は裏鎬で手首を返すように小さく摺り上げて打つ小手がある。いずれの技も実際の稽古や試合の中で反射的に打てるようになると勝率は格段にアップする。また、摺り上げて打つ拍子はイチ・ニで打つのではなく一拍子（イチ）で打つことが大切である。また、「皮を斬らせて、肉を斬る。肉を斬らせて、骨を斬る」ということは侍の世界では、一番の凄技であり、すり上げ技にも相通ずるものがある。
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