郷土の誇り　加治屋義人先生を偲ぶ: 道プロジェクト

2018年11月16日

郷土の誇り　加治屋義人先生を偲ぶ

第1回目の東京オリンピックが開催された1964年秋、鹿児島市吉野町の地域運動会が開かれた。そこに超人的なランナーがいた。20代前半の青年ランナーは約30メートル以上離れた選手をいとも簡単に抜き去るという離れ業を何度も地域住民に見せつけたスーパースターだった。その人こそ甲子園の星で,弾丸ランナーでもあった加治屋義人先生である。郷里の吉野小・中及び鹿児島玉龍高校の先輩であった先生は、私が母校玉龍高校に赴任したときに激励をいただいた。特に、三女の娘さんを剣道部監督として指導したご縁もあり国際武道大学の主任教授で剣道範士九段の小森園正雄先生を紹介していただいたり、1987年北海道インターハイに生徒を引率した際にサッポロビール園園長の五代友和先輩を紹介していただき歓待を受けたことが思い出である。五代先輩は加治屋先生と玉龍高校で甲子園に出場した間柄であり、高校卒業後は長嶋茂雄（巨人軍終身名誉監督）と立教大学でともに活躍したエースピッチャーである。1958年六大学リーグ戦で春秋4連覇を達成した大投手である。加治屋先生は市議・県議・参議院議員としてもご活躍され我々後輩に大きな慈愛をいただいた。本当にありがとうございました。心からご冥福をお祈り申し上げます。