12月30日、今年も終わるという時に、現役といっていい西村大臣が検察に事情聴取を受けるというのは相当深刻。
Yahoo!より、
【2023年 政治を憂う】〜派閥のパーティー券をめぐる疑惑は終わらない
安積明子政治ジャーナリスト
12/30(土) 20:58
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/30259d5384cbe115a66277aa1bf20403e035a7dd
記事より、
まったく2023年がこのような1年になるとは、昨年の今頃は誰も想像すらしなかったはずだ。たとえば前年に始まったウクライナ動乱が収まる気配がないまま、10月にはガザ地区を支配するハマスがイスラエルに侵攻。こうして「世界最大の火薬庫」が付けられた。
国内においては、派閥のパーティー券をめぐる「裏金問題」が発覚した。きっかけは昨年11月のしんぶん赤旗の報道で、神戸学院大学の上脇博之教授がさらに調査を行い、関与した派閥を次々と刑事告発に踏み切った。
そして第212回臨時国会が閉会した後の12月19日、東京地検特捜部は清和会(安倍派)と志帥会(二階派)の派閥事務所を家宅捜索した。もし現職の国会議員を逮捕するなら、来年1月に通常国会が開催されるまでに限られる。国会議員は憲法で不逮捕特権が保障されており、いったん通常国会が開会されてしまうと逮捕許諾請求がなされない限り、少なくとも150日間(延長がない場合)は検察は手出しできなくなるからだ。
さらに注目すべきは、通常なら28日に「仕事納め」するはずの検察だが、29日に大野泰正参院議員の地元事務所と自宅を家宅捜索し、30日には西村康稔前経産相に事情聴取した点だ。いずれも検察の本気度が伺える。