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2014年02月14日

バレンタインだったので初めてチョコレートをもらった時の想い出など

【この記事は、約2分で読むことができます】


バレンタイン


今日はバレンタインだったんですね。
もうこの年になると、こういうことに疎くなってくるもんです。


そんな僕を察してか、嫁がチョコレートのケーキを買ってきてくれました。


「ダイエット中やけど、これくらい食べーや。」
ありがたや、ありがたや。
久々の夜の不摂生、ほろ苦いティラミスが染みましたよー。
美味かった。そんなバレンタインの、若かりし頃の想い出。


こんなアラフォーの僕にもかつては初々しい小学生時代があったのであります。
バレンタインという風習なんて知らなかった小学2年生でした。


放課後、家に帰ろうと下駄箱に続く体育館の横を一人で歩いていた僕の後ろから、

「これあげる。」

と、女の子の声が聞こえて振り返ると、小さな紙袋を持った左手が僕に差し出されていました。
その女の子は、クラスで一番賢くて、運動もよく出来る、イクちゃんという女の子。
僕は「???」と困惑。


わけが分からず強引に渡され、僕がきょとんとしている間に、足の早いイクちゃんはマッハの如く走り去っていきました。
そのときのイクちゃんの、あのこっ恥ずかしいのを隠してる引きつり笑いを僕は未だに覚えています。


僕は学校で何か分からないものをもらったことが親にバレるのが怖くて、中身を見ずにすぐにランドセルにしまって家に帰りました。


親にバレたら怒られる、と思っていたのですが、家に帰るとすっかりそんなことは忘れてしまっていて、ランドセルから勢い良く給食袋を取り出して母親に渡すときに、その紙袋が目の前に落ちてしまいました。


「これなに?」
しまった!と、母親のその言葉に何も答えることが出来ずにいた僕に、中身を確認した母親が一言。


「えぇもんもらったな。笑」
と笑って言いました。


僕はなんのことかさっぱり分からずにいましたが、今日がそういう日なんだよ、と教えられてなんだかものすごく恥ずかしくなった記憶があります。
きっと顔は真っ赤っ赤だったでしょう。


イクちゃんは駄菓子屋の娘でした。
だからこういう風習を知ってたんでしょうね。


僕が初めてもらったチョコレートは、チロルチョコ2個。
嬉し恥ずかし、初めて異性を意識した出来事でした。


そのイクちゃんとその後どうなったか、それはまた今度…。


って何もありませんよ。
次の日に
「昨日はありがとう」
ってこっそりお礼をいいましたが、イクちゃんは
「うん」
と笑っても普通に何事もなく普通に過ごしました。


あー、なんとも初々しい想い出。
って、何を書いてるんでしょうかね…。


そんなことを思い出しながら、嫁にもらったティラミスを頬張るのでした。
チョコレート、美味いなぁ。


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