円相場は午前7時16分現在、対ドルで151円40銭(28日午後5時時点は151円44銭)
28日は東京市場で付けた151円54銭を安値に、海外市場で一時151円15銭まで上昇
28日の米国市場では前日のウォラーFRB理事の発言を受けて2年債利回りが上昇し、ドルを押し上げた。金利スワップ市場では6月の利下げ織り込みが7割程度に低下。29日は米債券・株式市場が休場となる一方、FRBが注目するPCE価格指数の発表やパウエル議長の講演が予定されており、為替相場の反応が警戒される。
イースター祝日が重なる23年度末、日本の金融市場はリスクに直面
FRB議長のトーン変化、雇用への傾斜で物価高止まり見込む債券市場
円相場は27日に151円97銭と1990年7月以来の安値を付けた後、財務省と日本銀行、金融庁が3者会合を開催したことで介入警戒感が高まり、買い戻された。ただ、151円台前半では上値が重く、日銀が緩和的な政策姿勢を継続する中で円売り圧力が根強い。市場の厚みが乏しい状況で、投機的な円売りも警戒される。29日は3月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)が発表される。
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