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昨日、家の植木にみの虫がついていたので、見ていると、それまで
うごうごしていた動きをぴたりと止めて、じっと息をひそめてしまいました。

残念に思いながら（←？）家に入り、しばらくしてまた外に出てみると、
姿を消し去っていました。

何とすばやい・・・。
あの重そうな家を持って逃走するとは、余程私にオソれをなしたか。
フフ。


ところで。
みの虫は糸を出して、枯れ葉や枯れ枝で蓑を作るイメージですが、
それ以外の繊維でも、蓑を作ります。

毛糸くずや細かく切った色紙（いろがみ。え、分かってますって？）の中に
幼虫を入れると、色鮮やかな蓑を作るそうです。

面白そうですよね。

秋になって、幼虫が触れる方、ぜひぜひやってみてください！

あ、でもつかむ前に待って！

毛の生えている幼虫は毒を持っているかもしれません。
図鑑でしっかり確認してから挑戦しましょうね！


さらにお話は続きますが。
蓑虫が出す糸は蜘蛛の糸の何と2.5倍なんだそうです。

蜘蛛の糸でも鉛筆大の太さにすれば、飛行機が止められるというくらい
ですから、すごい強度です！

風速9ｍまで耐えることができるそうです。（大枝が揺れるくらい）
そして、みのも強度があり、鳥やカマキリなんかでも破れないのだとか。

小さな生命にびっくりパワーですよね！

見直した！　よ、みの虫！


・・・と。
散々、みの虫のお話をした訳ですが、みの虫＝蛾なんですよね。
そう、蛾、なんですよ・・・。

みの虫はあの殻から出てきちゃだめだと思います。

ヤドカリだって貝殻があるから可愛がって貰えるのですし。
だって。
ヤドカリ−貝殻＝蜘蛛　ですものね？


まあ、どこへ移動したかは分かりませんが。

私のあずかり知らぬところで大きく羽ばたくがいいよ。
そしていつか戻って来るが、い・・・。

・・・やっぱり戻って来なくていいや、うん。



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