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2016年04月29日

【腕時計】機械式アンティーク時計のゼンマイを巻くときの手順と注意点





アンティークSEIKO CROWN.jpeg
SEIKO CROWN Special
機械式の腕時計はすべての部品が歯車やレバーなどの部品でくみ上げられており、巻き上げられたゼンマイがほどける力によって時を刻みます。

機械式時計においてゼンマイは人間でいう心臓にあたる部分なので、その仕組みを理解し、正しく巻き上げる方法をご説明します。




巻く回数は約20〜30回


手巻き時計のゼンマイは最後まで巻き上げると、約1日半から2日弱持つように設計されています。
時計によって異なりますが、約20〜30回を目安に巻き上げてください。

巻き上げ方は、リューズ(竜頭)を12時の方向で軽く回すことでゼンマイが巻き上げられます。

ゼンマイの巻き上げ量には限界があり、必要以上に巻き上げてしまうと故障の原因になります。
竜頭を回す際の抵抗が重くなったなと感じたら巻き上げを止めるとよいでしょう。

1日1回決まった時間に巻く


ゼンマイの仕組みは薄い金属板を丸めて、それがほどける力を利用しています。
そのため、ゼンマイが常に巻き上げられた状態のままだと、ゼンマイに癖がついてしまい、ほどける力が弱くなってしまいます。

約1日半から2日弱持つ設計で作られた時計も、癖がつくとゼンマイの持ちが悪くなりなる可能性があるため、1日1回は巻き上げをリリースさせ、ゼンマイの反発力を回復させてあげるようにしてください。





自動巻きの時計の場合は


機械式時計には、ローターとよばれる振り子のような部品が内臓されて、装着した腕の動作によってゼンマイを巻きあげる自動巻きという機能が付いた時計があります。
時計を振るとカラカラとローターが回る音がするので、中身を見なくても自動巻きかどうかわかります。
OMEGA Constelation内部
*OMEGA CONSTELATION Automatic CL.551 Ref.8220

時計を装着さえしておけば自動的にゼンマイが巻かれるため、ゼンマイが切れることがない便利な機能ですが、これだけでゼンマイをすべて巻き上げることは難しく、特にアンティーク時計においては、あくまで手巻きの補助機能として考えた方が良いものです。

そのため、手巻きと同様に1日1回軽めにゼンマイを巻くのがよいでしょうか。




壊れたかなと思ったら


丁寧に扱っていたつもりでも、精密機械である機械式時計はちょっとした衝撃で壊れてしまう場合があります。
時計に衝撃が伝わるゴルフやテニスなどのスポーツをするに時計を外すのは当たり前ですが、日ごろからのメンテナンスが必要です。
信頼がおける時計店を見つけて、3〜4年をめどに点検に出しましょう。

以下の記事で良心的な値段で品質の良いアンティーク時計を販売している東京近郊のお店を紹介していますので、参考にしてください。


【時計】東京都内でアンティークウォッチを探すならこのお店

アンティーク時計って”時間が不正確”、”壊れやすい”、”修理が出来ない”とか思っていませんか?私はOMEGA Constellationという時計を使っていますが、なんと今から約50年前の1960年代製!でも、定期的にオーバーホールすれば毎日元気に動きますし、時間も1日に数秒程度しかずれません。...
https://fanblogs.jp/manmo/archive/14/0






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