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2015年10月31日

DaiGoの「面接官の心を読み取るメンタリズム」で語られた就活・転職面接のノウハウ(後編)





DODAの転職フェアで行われたDaiGoさんの「面接官の心を読み取るメンタリズム」について解説する後編です。
前編では、第一印象をいかに良くするかについてまとめました。後編では、第一印象で好印象を与えられなかった場合に、どのようにして挽回し、内定に繋げるのかについて解説します。

就活・転職者必見!DaiGoの「面接官の心を読み取るメンタリズム」で語られたテクニックがとても参考になる(前編)






その前に、DaiGoさんがフジテレビの「ワイドナショー」でダウンタウンの松本人志を相手にパフォーマンスを披露していましたね。まっちゃんが3つの色からどれを選んだか当てるかパフォーマンスでしたが、「松本さんが選んだのは、赤ですか?青ですか?黄色ですか?」と質問を繰り返して、その時の反応だけで正解を当てていました。まっちゃんは「先読みをする性格」なので、正解の色を言われた際に反応を抑えようと顔がこわばるのを見てどの色か当てたそうです。
DaiGoワイドなショー.JPG
ビデオで繰り返しみましたが、たしかに一瞬目が泳いだ気がしますが素人には見分けることが難しですね。
それでは本編です。

アピールポイントを1つに絞る


自己PRをする際に、一つ一つのアピールポイントが弱いと感じていると、いろいろな話をしてしまいがちですよね。しかし、これは間違いで、アピールポイントは際立った1つの特長だけに絞った方がよいそうです。

これは心理学者エドワード・ソーンダイクによって提唱されたハロー効果と呼ばれる心理的効果の一つで、ある対象を評価する時に顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象です(出典:Wikipedia)。

要するに1つ際立ったポジティブな特徴があれば、そのほかにネガティブな部分があってもあまり評価に影響しないのです(ネガティブに働く場合もあるので注意が必要)。

例えば、英語を喋れる人がいない職場に海外から電話がかかってきて、新入社員がやすやすと英語で対応したら「すごい新人が来た」となりますよね。たとえ他の仕事が人並みでも出来る人と評価を受けるはずです。これがハロー効果です。

ただ、外資系の会社であれば、英語が話せるだけでは評価されません。そのため「英語で契約書が書けます」「国際会計基準に精通しています」など相手の要望に合わせてアピールすることが重要になってきます。




アピールポイントを深堀りする


上記のとおり、自分の強みを絞りこみ、なおかつ、それが相手の企業にとって本当に必要されるようになるまで深堀する必要があります。

深堀りする方法として「だからどうしたゲーム」というものが良いということで、講演に来ていた人どうしでペアを組み実施しました。
自分の強みを1つ言うと、相手が「だからどうした」と突っ込みを入れて、さらに強みの説明をするというものです。
トヨタ自動車が行っている「なぜなぜ分析」・「5なぜ分析」に近い感じですね。

自分一人でもできるのですが、あまり考えながらやると新たな視点が出てきづらいので、パートナーと一緒にスピード感を持ってやることが有効だそうです。

また、いろいろなアイディアを事前に出しておくことで、面接官から突っ込みをくらった際のカードとして手元に持っておくことができます。




自己PRを魅力的に編集する


よく映画の上映前に他の映画のトレーラが流れることがありますが、すごく面白そうに見えますよね(でも実際はあまり面白かった試しがない。。。)

あれも編集のチカラで面白そうな映像にしているのです。あなたも自分の特長や経歴を上手く編集できれば、同じようなことができるはずなのです。

相手の反応をみて話題を変える


よく事前に暗記した自己PRを喋りだする人を見かけますが、出来れば相手の反応を見て臨機応変に話を変える方がよいそうです。

まず、相手が自分の話に興味を示しているかを判断する方法ですが、相手の口の周りの筋肉の動きを見ると相手の気持ちがわかるそうです。

  • 興味があるときは、口元が緩んで、少し口が空いている
  • 興味がないときは、唇上側の筋肉が緊張してキュッとしている


相手の反応を見て臨機応変に出すには訓練が必要ですが、先ほどの「だからどうしたゲーム」でアイディアを出しておけば、いざというときに使えるはずです。




話し方で説得力を高める


相手に話を理解してもらうために「ゆっくり、はっきり話す」ことを勧めている本を見かけますが、面接ではちょっと違うそうです。

「ゆっくり、はっきり話す」ことによって確かに相手の理解は深まりますが、逆に「それは違うな」「話が退屈だな」など否定的な考えを起こす機会を与えかねないというのです。

そのため、最初は相手がギリギリついてこれるくらいの早口で喋るとよいそうです。そうすることでことになるのです。
また、早口でしゃべることで知識があり、自信があるイメージを与えることもできます。

そして、ポイントとなる部分では「ゆっくり、はっきり話す」ことで、相手にしっかり理解させ、記憶に残すようにするのです。

ストーリー展開を考えて好印象を残す


自分の良い点をアピールするのも大事ですが、悪い点を上手く使うとより良い印象を与えることができます。

まず、最初に自分の良い点を話し良い印象を植え付けたあと(初頭効果)、次に弱点を話し相手に「正直な人」、「素直な人」という印象を与えます(両面定義)。
ポイントはこことで終わらせず、最後に弱点をどのように克服したかを説明することで好印象を残して話を終えるのです(ピークエンドセオリー)。

iPhoneで例えると、「iPhone6sは前モデルに比べ薄く軽量になった。しかし、電池の容量が犠牲になり若干ながら使用可能時間が短くなった。それをカバーするため高速充電機能を追加し、30分で80%の充電を可能にした。」という具合に、強み ⇒ 弱点 ⇒ 克服というストーリーにすることで、より好印象を残すことができるのです。




面接前の緊張を解く方法(パワーポーズ)


最後は、面接の直前に緊張をほぐす方法です。

どんな場面でも堂々としている人っていますよね。緊張しがちな人も、そのような人の仕草を真似ることで自然と自信が湧き、緊張が解れるそうです。それがパワーポーズです。

立っているときであれば、足を肩幅に開いて胸をはって、腕をちょっと広めに開いて仁王立ちのようなポーズを2分間します。
座っているときであれば、足を机の上にあげて、手を頭の後ろで組みます。ちょっと昔の不良のようですね(笑)

このようなポーズをすることで、不安時に分泌されるコルチゾールが抑制され、逆に男性ホルモンの一種であるテストステロンが分泌され、やる気や自信がみなぎってくるそうです。


最後に

いかがでしたか?2回に渡りDaiGoさんの「面接官の心を読み取るメンタリズム」についてまとめてみました。いずれも難しいものではなく、すぐに取り組めるものばかりだと思います。

仕事に行きたくない、辞めたいと思っていてもしょうがありません。自分の適性にあった仕事を見つけて思い切って転職を考えてみましょう。

ただ、後先見ずに会社を辞めてしまうと大変なコトになるので、面接本番まで十分に準備をして自信をもって面接に挑めるようにしましょう。

2015/11/10 追記
来年の新卒者向け就活面接開始は6月に前倒すようですね。しかし、外資系企業などはこのルールに従っておらず、実質的に形骸化したものになっています。景気が好調なだけに各企業は水面下で早めに動きだすとおもわれます。皆さん乗り遅れないようにしましょう。
「就活」解禁、6月に前倒し=来年から、経団連が方針―2年連続変更経団連の榊原定征会長は9日の記者会見で、大学生の面接など採用選考の解禁日に関し、現行の8月から2カ月程度前倒しして、来年は6月に変更する方針を明らかにした。会社説明会は今年に続き3月開始とする。今後、政府や大学などと調整した上で、月内に最終決定する。新ルールが決まれば、現在の3年生から適用される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151109-00000076-jij-bus_all


最後まで読んでいただきありがとうございました。
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