躁病者とのかかわり

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義母が最近、やたらに言っています。
「○○さんは物を大事に使う、あの人はご飯茶碗が、かけていても使えるからと言って使っていると言っていた。」

義父がこれを肯定する言葉を出しているので、何度も何度も繰り返し言っている。
義父の肯定する言葉と言っても、無責任発言であることは分かっていますが、義母は肯定されていると受け取るわけです。

さすがに頭が痛くなった私は、
ずっと以前にしまいこんでいた”かけた茶碗”を出し、義母と義父の茶碗としてご飯をよそって出した。

さすがに、義父は”ギョッ”とした目で私を見たが、何も言わずにその茶碗のご飯を食べた。
義母は、最初は何も言わずに食べていたが、いつもの自分の茶碗はどうした？と言ってきた。

私は、
「あまりにも連日、延々と、かけた茶碗を使うことが正しいと話されているので、かけた茶碗でご飯を出さないといけない事なんだと感じました。いつもの茶碗は大事にしまいました。」
と答えた。

義母は、言葉を一瞬詰まらせたが、
「あのね、私は自分の茶碗までかけた茶碗を使うつもりはない・・・・」
と話し始めたので、
私、
「ん〜、今までのお二人の”かけた茶碗”の話は全てでたらめだったんですね。」
と言った。

義父は、
「まぁいい、かけた茶碗を大事に使うことを延々言ってきたのは本当だ。」
そして、
「やっぱり、かけた茶碗は使いにくい、もうかけた茶碗の話は無いな！いつもの茶碗がいいな！」
と、義母の顔を見て言っていた。

それから、かけた茶碗を使うことがいいことだという話は無くなった、
あくまで、私の前では。


義母の躁の高い低いという波の状態によりますが、高い躁状態の時には、多分、茶碗を投げつけて破壊及び誰かが怪我をしていた可能性があります。
今回は、躁の状態がさほど高くなかったことで、この程度でした。
しかし、電話をかけまくり”かけた茶碗でご飯を出された”と、騒いでおります。

何でもない、ほんの小さな情報でも、躁病者にとっては興奮材料です。
この”かけた茶碗”の情報も、結果、興奮材料でした。
義母へ話した人は何の考えも無く、世間話し程度なんですよ、
でもね、家族からすると、何のことはない誰でも話す世間話し程度のことが、
躁の波の程度によっては疲れる材料になってしまうんです。


夫は、躁状態が分かった時、近くの親戚らにお願いしたんです。
「必要でない訪問や情報は出来るだけ避けてください、あなた方が持ってくる情報が母親にとってどうなるのか想像も出来ません。
分かっているのは、でたらめな情報になって犠牲者が出るということです。
理解して欲しい。」

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