躁病者とのかかわり

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義母は、家に誰かが来るとハイになる。
親戚でも、面識のない訪問業者でも・・・


我家は、義父が見たい新聞と、私達が見たい新聞が違うため、数社の新聞をとっていた。
そう、過去形です。

私達がとっていた新聞店は毎月１回、粗品として、タオル・ゴミ袋・ゴム手袋他をポストへ入れていく。

ある時、その新聞店の店員が粗品を配っていた時、義母が外にいた。
勿論、面識もない他人になる。
義母は、「あなた、野菜食べるでしょ。持って行きなさい。」
と発した。
店員は、車で配っており、また４０歳代くらいの女性で、「わぁ！嬉しい。」と言って、義母が持ってくるだけの野菜を車に積み込んだ。
白菜１０個ほど、里芋ダンボール（みかん箱）１箱、レタス数個、大根３〜４本、ネギ数本、人参数本等、ひとつの家族にしては大量の野菜だと思う。
その中で、「あなた何処の人？家はどの辺？・・・あの辺には○○さんの家があるでしょ。○○さんはどーのこーの・・・。」
ということになっている。

「わぁ！嬉しい。」と言っても、これほどの大量の野菜、そして喋り始めた内容に、”どうしよう”という様子がみられた為、私は
「仕事中ですよね、いかれてください。」とその場を去ってもらった。

夫へ伝えた。
誰かが来るとハイになることは分かっていた。
しかし、新聞店の店員へ大量の野菜を分けることなど理解できない。
（家の前をたまたま歩いている、面識のない人にも野菜等を配っています。）
そして、誰かの中傷など発しては大変なことになる。

夫は次の日、新聞店へ連絡した。
「明日から、新聞はやめます。」

こうして我家の、私達のとっていた新聞はやめた。
今では、ネットで各社をみている。不便など全くない。

不便どころか、ひとつハイになる種を取り除いたことの方が大きい。

義母は、その店員のことを
「あの人、あんなに沢山野菜を持っていった。よっぽど食べる事に困っているんだ。○○さんの家の近くとか言っていた・・・。」
になっている。




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