2022年05月06日
イディオム−モンタギュー文法からGPSGそしてHPSGへ24
9頁
*Montague (1974 ). S. 257。
*Thomason (1972). S. 219。
10頁
*ibid. S. 242。
*ibid. S. 221。
*ibid. S. 224。
12頁
*例えば、GPSGは、イディオムの一部に部分的な解釈を割り 当てる例として(36)のような形容詞による修飾だけではなく、 以下のような量化による修飾の例も記述している。 Pull a string or two.(操る) Take as much advantage of the situation as you can.(状況を利用する) advantage のようなイディオムの要素と数量詞を併記すると、 イディオムの連鎖にある解釈が割り当てられる。つまり、こうした名詞は、量化による意味の拡張が可能ということになる (Gazdar et al 1985)
*論理文法の歴史を考えると、構成性は、次第に立場が弱くなっていく。これは、対象となる言語表現が、単文から複合文を 経てテキストヘと拡がることにより、統語形式と実際の意味の 間に中間レベルを設定することがより適切な意味の計算を可能 にすると、多くの意味論者が主張するようになったためである (例えば、花村(2022)の88頁の注釈、解説9および解説19を参照すること)
15頁
*コロケーションは、語彙項目のシンタグマ関係、または、連鎖 関係を説明するものであり、個々の項目がテキストの中で交わる語彙項目の仲間のことをいう。例えば、deskは、 hothouseやrainよりもwriteやbigといった項目の方がはるかに生じやすい といえる(安井 1982)。
16頁
*Subject Extraction Lexical Rule(主語抽出語彙規則、以下の(c)) により、主語でないS補部((a)のwho)を下位範疇化する英語の 動詞((a)のclaim)は、VP補部のために下位範疇化する新しい語 彙登録((b)のVPINHER/SLASH {[1]})を生むことが説明される (Pollard and Sag 1994)。 (a) Who1 did Hans claim _1 left?
ここで、Yは、synsem上に並んだ変項である。それ故、(c)の Yは、S[unmarked]が主語でないことを保証してくれる(Pollard and Sag 1994)
花村(2022)「イディオム−モンタギュー文法からGPSGそしてHPSGへ」より
*Montague (1974 ). S. 257。
*Thomason (1972). S. 219。
10頁
*ibid. S. 242。
*ibid. S. 221。
*ibid. S. 224。
12頁
*例えば、GPSGは、イディオムの一部に部分的な解釈を割り 当てる例として(36)のような形容詞による修飾だけではなく、 以下のような量化による修飾の例も記述している。 Pull a string or two.(操る) Take as much advantage of the situation as you can.(状況を利用する) advantage のようなイディオムの要素と数量詞を併記すると、 イディオムの連鎖にある解釈が割り当てられる。つまり、こうした名詞は、量化による意味の拡張が可能ということになる (Gazdar et al 1985)
*論理文法の歴史を考えると、構成性は、次第に立場が弱くなっていく。これは、対象となる言語表現が、単文から複合文を 経てテキストヘと拡がることにより、統語形式と実際の意味の 間に中間レベルを設定することがより適切な意味の計算を可能 にすると、多くの意味論者が主張するようになったためである (例えば、花村(2022)の88頁の注釈、解説9および解説19を参照すること)
15頁
*コロケーションは、語彙項目のシンタグマ関係、または、連鎖 関係を説明するものであり、個々の項目がテキストの中で交わる語彙項目の仲間のことをいう。例えば、deskは、 hothouseやrainよりもwriteやbigといった項目の方がはるかに生じやすい といえる(安井 1982)。
16頁
*Subject Extraction Lexical Rule(主語抽出語彙規則、以下の(c)) により、主語でないS補部((a)のwho)を下位範疇化する英語の 動詞((a)のclaim)は、VP補部のために下位範疇化する新しい語 彙登録((b)のVPINHER/SLASH {[1]})を生むことが説明される (Pollard and Sag 1994)。 (a) Who1 did Hans claim _1 left?
ここで、Yは、synsem上に並んだ変項である。それ故、(c)の Yは、S[unmarked]が主語でないことを保証してくれる(Pollard and Sag 1994)
花村(2022)「イディオム−モンタギュー文法からGPSGそしてHPSGへ」より
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