2016年10月01日
大学編入体験記:H28年度 広島大学工学部 第三類(プロセス系)
今年度の6月9日に行われたH28年度の広島大学工学部、第3類についての編入体験を以下に書かせていただきます。
残念ながら合格できなかったので参考にならないかもしれませんが、合格した方にもお話を伺えたので何か参考になることがあるかと思います。
使ったテキスト、面接対策
まず、使った教材をとりあえずすべて箇条書きします。
(TOEICについてはまた後日まとめるのでもしよければどうぞ。)
・編入数学徹底研究(聖文新社)
・ベクトル・行列・行列式 徹底演習(森北出版株式会社)
・エンジニアのための化学(東京化学同人)
・マクマリー有機化学概説
また、面接対策についてですが口頭試問を含むとのことだったので、化学系の先生方に手伝ってもらい、行いました。また志望動機も聞かれるためもちろんその対策も行いました。自分の志望動機は将来化学プラントに携わり、かつ海外で働きたいという動機をもとにしました。
受験前の準備や注意等
広島大学工学部の編入試験を受験する人は、まず初めての編入試験になるかと思います。
自分は遠方からだったため、飛行機で広島空港→バス→電車→東広島駅→バス の順に広島大学へ行きました。
宿は広島大学前の本当に目の前にあるホテルにし、3時過ぎくらいにチェックインした後は翌日の試験会場を確認しに行きました。今年度と同じであれば2階に待合室兼試験会場があると思います(工学部一、二,三,四類はすべて同じフロア)。朝バタバタしているならば、遅れる可能性があると思いますので下見はお勧めします。
また、服装は終日スーツでしたが、自分はとても暑く感じたので覚悟したほうがいいと思います。面接前の試験はワイシャツでも全く問題ないので、背広は脱いでいいと思います。
加えて、面接時間があいまいですが、ホテルでスーツケースなどを保管しておいてもらえるのでお勧めします。
試験・面接の内容
おそらく、3類の編入情報はなかなか出回っていないと思いますので、できるだけ詳しく明記します。
10:00~11:00 筆記試験
11:00~12:20 昼食・自由時間
12:30~(15:00)面接試験
@一般
A化学 各10分程度
B数学
終了後各自解散
です。工学部だから・・と他の類の情報を当てにするのはお勧めしません(体験談)
まず、筆記試験ですが、数学と化学です。数学については10問以上15問未満だったかと思います。上記の2つのテキストでわからない問題が両手で収まる程度の数しかない方であればどの年度でも満点をとれるかと思います。
次に化学についてなのですが、ベンゼンへの付加反応やアルケンへの付加とか脱離とか・・・マクマリーをやっておけばよさそうな問題が多かったです。また、簡単なモル計算がありました。適当にインターネットで調べて確認しておけば問題ない程度です。さらに、自分にとって盲点だったのがプランクの式を用いた簡単な問題でした。なのでこの分野を含めたテキストが必要と思います。自分はそのような事が無いよう、広い分野をカバーできそうな「エンジニアのための化学」を入れていたのですが、少し足りなかったように思えます。
昼食、自由時間は自由なので、自分が間違えたと思う問題を確認しておくといいかと思います。なお、数学、化学の問題兼解答は回収されるので注意してください。
面接試験についてですが、複数の編入試験を終えた後から思うとなかなか異色の面接かなと思いました。
面接試験は一般→化学→数学の順ですが、一般では試験官が8人ほど、弧を描くように座っていて、その正面にある机の椅子に座る形でした。聞かれたことは一般的な事でしたが、やはり滑り止めとして利用されるからかかなり突っ込んだ質問が多かったように個人的には思えました(志望動機に対し、どこでそんなことに関心を持ったの?ということや研究内容の方針や進捗状況等)。
化学の面接では、問題に関係することを口頭試問で聞かれたように思えます。記憶が定かではないですが、どっちの原子、イオンが大きい?という問題に関係することとして親和電子力やイオン化エネルギー、遮蔽効果についての知識を求められました。また、そのほかに間違えた問題の訂正のチャンスを1問はもらえるのではないかと思いますので自由時間に調べておくといいと思います。
数学の面接では、自分は満点だったため簡単だった?などと聞かれた後、数学の試験で導いた定数変化法の公式を用いて(用いなくてもよい)、問題を解いてくださいと言われて解きました。
結果やアドバイス、気づいたこと
TOEIC公式スコアは740点、数学満点(口頭試問含む)、化学(半分は堅いw)(口頭試問△)でしたが、不合格でした。
席次は4年次は最終的に11位、高専生活通してでは10位以下と担任から聞きました。
こう見るとなかなかハードルが高そうですが、倍率は2倍ちょっとだったはずです。
試験後、化学の口頭試問がほとんど答えれれなかったことと、化学の筆記も芳しくなかったので正直厳しいかなと思いました。
試験後、のちに3類に合格した方がいて、話をしたのですが、TOEICスコアは600点未満で数学は1,2問ミス、学科1位(具体的には言っていませんでしたが、TOP3は確定かな・・・)という方がいたので、おそらく高専での席次、調査書が最も重視されるかと思います。自分は高専大会や高校総体でも書くことがいくつかあったので、おそらく勉強面での評価しか見ないと思います。
また、ちらっと試験官の手元の書類が見えた時があったのですが、自分が見た書類がもし編入試験の点数表であったのなら、ほとんど調査書点で決まるかと思います。
これはアドバイスですが、大本命で受ける方以外でかつ調査書点が良さそうでない方はまず落ちると思って受けたほうがいいと思います。そうしたほうが落ちた時のショックも小さいかと思います。(1週間くらい落ち込みました。その後本命に受かっていなかったらと思うと・・・)
編入情報がお役にたちましたら、クリックしていただけると嬉しいです
もし加えて必要なことがありましたら、コメントお願いします。3日以内に返信するようにします。
最後になりますが、閲覧された方の試験がうまくいくよう願っています。
残念ながら合格できなかったので参考にならないかもしれませんが、合格した方にもお話を伺えたので何か参考になることがあるかと思います。
使ったテキスト、面接対策
まず、使った教材をとりあえずすべて箇条書きします。
(TOEICについてはまた後日まとめるのでもしよければどうぞ。)
・編入数学徹底研究(聖文新社)
・ベクトル・行列・行列式 徹底演習(森北出版株式会社)
・エンジニアのための化学(東京化学同人)
・マクマリー有機化学概説
また、面接対策についてですが口頭試問を含むとのことだったので、化学系の先生方に手伝ってもらい、行いました。また志望動機も聞かれるためもちろんその対策も行いました。自分の志望動機は将来化学プラントに携わり、かつ海外で働きたいという動機をもとにしました。
受験前の準備や注意等
広島大学工学部の編入試験を受験する人は、まず初めての編入試験になるかと思います。
自分は遠方からだったため、飛行機で広島空港→バス→電車→東広島駅→バス の順に広島大学へ行きました。
宿は広島大学前の本当に目の前にあるホテルにし、3時過ぎくらいにチェックインした後は翌日の試験会場を確認しに行きました。今年度と同じであれば2階に待合室兼試験会場があると思います(工学部一、二,三,四類はすべて同じフロア)。朝バタバタしているならば、遅れる可能性があると思いますので下見はお勧めします。
また、服装は終日スーツでしたが、自分はとても暑く感じたので覚悟したほうがいいと思います。面接前の試験はワイシャツでも全く問題ないので、背広は脱いでいいと思います。
加えて、面接時間があいまいですが、ホテルでスーツケースなどを保管しておいてもらえるのでお勧めします。
試験・面接の内容
おそらく、3類の編入情報はなかなか出回っていないと思いますので、できるだけ詳しく明記します。
10:00~11:00 筆記試験
11:00~12:20 昼食・自由時間
12:30~(15:00)面接試験
@一般
A化学 各10分程度
B数学
終了後各自解散
です。工学部だから・・と他の類の情報を当てにするのはお勧めしません(体験談)
まず、筆記試験ですが、数学と化学です。数学については10問以上15問未満だったかと思います。上記の2つのテキストでわからない問題が両手で収まる程度の数しかない方であればどの年度でも満点をとれるかと思います。
次に化学についてなのですが、ベンゼンへの付加反応やアルケンへの付加とか脱離とか・・・マクマリーをやっておけばよさそうな問題が多かったです。また、簡単なモル計算がありました。適当にインターネットで調べて確認しておけば問題ない程度です。さらに、自分にとって盲点だったのがプランクの式を用いた簡単な問題でした。なのでこの分野を含めたテキストが必要と思います。自分はそのような事が無いよう、広い分野をカバーできそうな「エンジニアのための化学」を入れていたのですが、少し足りなかったように思えます。
昼食、自由時間は自由なので、自分が間違えたと思う問題を確認しておくといいかと思います。なお、数学、化学の問題兼解答は回収されるので注意してください。
面接試験についてですが、複数の編入試験を終えた後から思うとなかなか異色の面接かなと思いました。
面接試験は一般→化学→数学の順ですが、一般では試験官が8人ほど、弧を描くように座っていて、その正面にある机の椅子に座る形でした。聞かれたことは一般的な事でしたが、やはり滑り止めとして利用されるからかかなり突っ込んだ質問が多かったように個人的には思えました(志望動機に対し、どこでそんなことに関心を持ったの?ということや研究内容の方針や進捗状況等)。
化学の面接では、問題に関係することを口頭試問で聞かれたように思えます。記憶が定かではないですが、どっちの原子、イオンが大きい?という問題に関係することとして親和電子力やイオン化エネルギー、遮蔽効果についての知識を求められました。また、そのほかに間違えた問題の訂正のチャンスを1問はもらえるのではないかと思いますので自由時間に調べておくといいと思います。
数学の面接では、自分は満点だったため簡単だった?などと聞かれた後、数学の試験で導いた定数変化法の公式を用いて(用いなくてもよい)、問題を解いてくださいと言われて解きました。
結果やアドバイス、気づいたこと
TOEIC公式スコアは740点、数学満点(口頭試問含む)、化学(半分は堅いw)(口頭試問△)でしたが、不合格でした。
席次は4年次は最終的に11位、高専生活通してでは10位以下と担任から聞きました。
こう見るとなかなかハードルが高そうですが、倍率は2倍ちょっとだったはずです。
試験後、化学の口頭試問がほとんど答えれれなかったことと、化学の筆記も芳しくなかったので正直厳しいかなと思いました。
試験後、のちに3類に合格した方がいて、話をしたのですが、TOEICスコアは600点未満で数学は1,2問ミス、学科1位(具体的には言っていませんでしたが、TOP3は確定かな・・・)という方がいたので、おそらく高専での席次、調査書が最も重視されるかと思います。自分は高専大会や高校総体でも書くことがいくつかあったので、おそらく勉強面での評価しか見ないと思います。
また、ちらっと試験官の手元の書類が見えた時があったのですが、自分が見た書類がもし編入試験の点数表であったのなら、ほとんど調査書点で決まるかと思います。
これはアドバイスですが、大本命で受ける方以外でかつ調査書点が良さそうでない方はまず落ちると思って受けたほうがいいと思います。そうしたほうが落ちた時のショックも小さいかと思います。(1週間くらい落ち込みました。その後本命に受かっていなかったらと思うと・・・)
編入情報がお役にたちましたら、クリックしていただけると嬉しいです
もし加えて必要なことがありましたら、コメントお願いします。3日以内に返信するようにします。
最後になりますが、閲覧された方の試験がうまくいくよう願っています。
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