2020年02月25日
『荒ぶる季節の乙女どもよ。』8巻
価格:462円 |
…皆さんは今
新しく芽生えた感情に
必死に名前を付けようとしている
その作業と同じように
色の名前を修飾語…
それぞれの言葉で飾って
それぞれの”心の色”を
さらけ出すんですよ
完結の8巻。
前巻のはこちら。
終わりましたー。最後思ったよりもドタバタイベントが発生してましたけどいいお話でした。色々な人が、様々な言葉を使って表現している気持ちが、今私が感じているこの気持ちだとしたら、私はこの気持ちを何という言葉を使って言い表すことができるだろう。
残念ながら凡人にはそれをうまく言い表すことはできず、結局は先人たちが言ったような言葉の中から、それも自分が見聞きしたほんの一部の言葉の中から、せいぜいお気に入りを選び出すことができるだけなのであります。
さて私的にこの漫画のMVPは誰でしょうって考えるとそうだなー、やはり私は泉くんでしょうか。菅原氏はさすがにデリカシーなさすぎでしょって論外な感じだし、百々子ちゃんと和紗ちゃんは微妙に影が薄いし、曾根崎パイセンと本郷さんは何かめんどくさそうじゃないですかー、みたいな感じに。
あ、後、先生は最後ちょっと株を上げてきたけどずっと何か不真面目な感じだしどの口でそれ言ってんのみたいな感情が抑えられないですかねー。パイセンの彼氏?知らない子ですね。
その点、泉くんはどんなにかっこ悪かろうが、真剣に話に向き合ってくれて、それに応えてくれる。素敵じゃないですか。好青年とは彼のことを言うのだと思うんだ。という事であなたがMVPです。最後大ゴマで持って行ったからそれに評価が引きずられている感は否めない。
何となくタイトル買いした漫画でしたけど絵も素敵だしお話もとっても面白かったです。もうちょっとエロい話になっていくのかな、と思っていた私は心が汚れていたんだきっと。いや、逆にそういうお話だったというべきなのかもしれないな。露わな生々しい感情もまた、エロスの大切な要素なのだから。
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