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2019年09月27日
THE FOURTH STORY 真と梨央 <37 二人の息子>
二人の息子
俺の実家がいつのまにか継母の名義になっていたことにショックを受けていた。その上好きな義父とわだかまりを残して別れたことを気に病んでいた。やっぱり実家を知らないうちにかすめとられた事を知った直後だったので冷静に話ができなかった。
してやられた形が嫌だった。負けず嫌いなのに一番負けたくない相手にしてやられた。義父の好意を素直に喜ぶことができなかった。俺は器の小さい男だった。不快な自己嫌悪から抜けることができなかった。
梨央は俺が嫌な気分になっていることにすぐに気づいた。俺が風呂から出るとごく自然にウィスキーを出してきた。「梨央、ごめんな。今夜はちょっとゆっくりしたいんだ。明日なら梨央がくたくたになるまで喜ばして上げられる。ちょっとおじさんになっちゃったんだ。」よいうと、「あなた私をインランなおばさん扱いしてる。純粋に、ちょっと飲んで気晴らししてほしいだけよ。」とふくれっ面をした。梨央は最近、このちょっと下品な言葉がお気に入りのようだ。
「気分悪い顔してる?」「ええ、妻に隠し事をしてる顔をしてる。浜野真君、君、梨央軍曹に隠し事するなんて大それた考えは止めたまえ、さっさと吐いて楽になるんだ。」と頬を両側からつねってくる。「いつまでも強情を張ってるとこの両手がもっときつくなって顔に爪痕が付くぞ。君は明日その顔で出勤しなきゃならなくなるんだぞ。わかってるのか!」と子供みたいな拷問をかけられた。
思わず笑ってしまった。「今日会社にお義父さんが来られた。それでちょっと気まずい別れ方しちゃったんだ。」「あら、パパこっちには何の連絡もなかったのわよ。仕事の話?」「いや俺の実家の話だ。恥さらしだから梨央には内緒にしてくれたんだ。」といって事の顛末をはなした。
さすがに梨央も顔色を変えた。「あなた無理にパパの意見を聞くことないのよ。パパあなたのご実家のことに口だすなんて良くないわよ。あなたが気分壊すのあたりまえだわ。」梨央は俺の立場を理解しようとしてくれた。でも少し違った。
「梨央、お義父さんの言うことには納得したんだ。俺おお義父さんが好きだし、あの人は合理的なんだ。大人だよ。それに、俺が納得するように田原ビルのことも一任してくれようとしたんだ。俺、内心はありがたかったんだけど実家の恥を見られて、なんか意地はっちゃったんだよ。いいオッサンなのにお義父さんの好意を無にしちゃった。なんか、自分が嫌なんだよなあ。」
「よく言った。浜野真。結局、その仕事受けたいの?やってみたい?」「やってみたい。無償でいい。」「じゃあ簡単よ。明日パパに電話すればいい。それだけよ。もし、あなたが言いにくかったら、梨央軍曹が、うちの真がどうもすいませ〜ん。って言ってあげる。」「どうもすいませ〜んって言ってもらおうかな?」と言いながら、明日の朝一番に電話して謝ろうと決めていた。
ベッドで梨央に「息子二人で悪いな。梨央ママは大変だ。」というと「そのお礼と言っちゃなんだが真君、妻におしゃれな服を買うというのはどうだろう?去年の服が全く入らないの。ねえ、わかるでしょ。」ということでお礼はとても高くつきそうだった。年下の何も知らない若い子と結婚したはずだが、妊娠して母になってみれば姉さん女房みたいになっていた。
俺はそのまま眠りにつくつもりをしていた。梨央もしゃべらなくなった。ところが俺のある部分は眠る気にはなれないようだった。それとなく、梨央の手をつないでみた。梨央はさっきの続きで、優しく握り返してきた。その手を俺のわがままな部分に持って行った。
梨央が意外そうな顔をしてこちらを見た。「俺はゆっくり寝ようとしたんだけど、わがままを言うやつがいるんだ。」というと、「そのわがままな子が可愛くて逆らえないの。」といって今度は俺の手を自分の胸に持って行った。俺はわがままな奴の言いなりになって結局は結構ハードなスポーツをこなした。
そして、翌日の電話で俺たち夫婦は大きなショックを受けることになった。
続く
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俺の実家がいつのまにか継母の名義になっていたことにショックを受けていた。その上好きな義父とわだかまりを残して別れたことを気に病んでいた。やっぱり実家を知らないうちにかすめとられた事を知った直後だったので冷静に話ができなかった。
してやられた形が嫌だった。負けず嫌いなのに一番負けたくない相手にしてやられた。義父の好意を素直に喜ぶことができなかった。俺は器の小さい男だった。不快な自己嫌悪から抜けることができなかった。
梨央は俺が嫌な気分になっていることにすぐに気づいた。俺が風呂から出るとごく自然にウィスキーを出してきた。「梨央、ごめんな。今夜はちょっとゆっくりしたいんだ。明日なら梨央がくたくたになるまで喜ばして上げられる。ちょっとおじさんになっちゃったんだ。」よいうと、「あなた私をインランなおばさん扱いしてる。純粋に、ちょっと飲んで気晴らししてほしいだけよ。」とふくれっ面をした。梨央は最近、このちょっと下品な言葉がお気に入りのようだ。
「気分悪い顔してる?」「ええ、妻に隠し事をしてる顔をしてる。浜野真君、君、梨央軍曹に隠し事するなんて大それた考えは止めたまえ、さっさと吐いて楽になるんだ。」と頬を両側からつねってくる。「いつまでも強情を張ってるとこの両手がもっときつくなって顔に爪痕が付くぞ。君は明日その顔で出勤しなきゃならなくなるんだぞ。わかってるのか!」と子供みたいな拷問をかけられた。
思わず笑ってしまった。「今日会社にお義父さんが来られた。それでちょっと気まずい別れ方しちゃったんだ。」「あら、パパこっちには何の連絡もなかったのわよ。仕事の話?」「いや俺の実家の話だ。恥さらしだから梨央には内緒にしてくれたんだ。」といって事の顛末をはなした。
さすがに梨央も顔色を変えた。「あなた無理にパパの意見を聞くことないのよ。パパあなたのご実家のことに口だすなんて良くないわよ。あなたが気分壊すのあたりまえだわ。」梨央は俺の立場を理解しようとしてくれた。でも少し違った。
「梨央、お義父さんの言うことには納得したんだ。俺おお義父さんが好きだし、あの人は合理的なんだ。大人だよ。それに、俺が納得するように田原ビルのことも一任してくれようとしたんだ。俺、内心はありがたかったんだけど実家の恥を見られて、なんか意地はっちゃったんだよ。いいオッサンなのにお義父さんの好意を無にしちゃった。なんか、自分が嫌なんだよなあ。」
「よく言った。浜野真。結局、その仕事受けたいの?やってみたい?」「やってみたい。無償でいい。」「じゃあ簡単よ。明日パパに電話すればいい。それだけよ。もし、あなたが言いにくかったら、梨央軍曹が、うちの真がどうもすいませ〜ん。って言ってあげる。」「どうもすいませ〜んって言ってもらおうかな?」と言いながら、明日の朝一番に電話して謝ろうと決めていた。
ベッドで梨央に「息子二人で悪いな。梨央ママは大変だ。」というと「そのお礼と言っちゃなんだが真君、妻におしゃれな服を買うというのはどうだろう?去年の服が全く入らないの。ねえ、わかるでしょ。」ということでお礼はとても高くつきそうだった。年下の何も知らない若い子と結婚したはずだが、妊娠して母になってみれば姉さん女房みたいになっていた。
俺はそのまま眠りにつくつもりをしていた。梨央もしゃべらなくなった。ところが俺のある部分は眠る気にはなれないようだった。それとなく、梨央の手をつないでみた。梨央はさっきの続きで、優しく握り返してきた。その手を俺のわがままな部分に持って行った。
梨央が意外そうな顔をしてこちらを見た。「俺はゆっくり寝ようとしたんだけど、わがままを言うやつがいるんだ。」というと、「そのわがままな子が可愛くて逆らえないの。」といって今度は俺の手を自分の胸に持って行った。俺はわがままな奴の言いなりになって結局は結構ハードなスポーツをこなした。
そして、翌日の電話で俺たち夫婦は大きなショックを受けることになった。
続く
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