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2018年04月13日

中村吉右衛門主演「鬼平犯科帳」第7シリーズ第3話「妖盗葵小僧」







 4月8日の午前9時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、中村吉右衛門主演「鬼平犯科帳」第7シリーズ第3話「妖盗葵小僧」が放送されました。
 或る夜、「竜渕堂」という筆屋が盗賊一味に襲われます。凶悪かつ卑劣な盗賊は、金品強奪したばかりか、主人の京屋善太郎(山本 宣さん演じる)の目の前で、善太郎の妻・お千代(岩本千春さん演じる)を凌辱します。
 善太郎とお千代は、命は助かりますが、心に深い傷を負います。
 お千代はショックから立ち直れず、入水自殺を図ろうと、放心状態のまま池に入りますが、ちょうどその近くにいた火付盗賊改方同心・木村忠吾(尾美としのりさん演じる)と密偵のおまさ(梶芽衣子さん演じる)が慌てて池に入り助けます。
 部下たちの知らせでそのことを知った長谷川平蔵(中村吉右衛門さん演じる)は、優しくお千代に語りかけていき、その心を開こうとしたのだった。
 しかし、少しずつ立ち直っていくだろうと思い「竜渕堂」に帰したところが、善太郎とお千代はともに命を絶ってしまう。
 平蔵は、お千代が語っていた、盗賊侵入時の様子を思い出した。店の知り合いの者が来たと思って、その田来客の言葉を信じて入り口の戸を開けたら賊が押し入ってきた。その知り合いの者の声に間違いはなかったが賊の中にその知り合いがいたとは思えない。役人の調べでも、その知り合いが賊と関係あるとは思えないということだった。
 では、「竜渕堂」に押し入った賊は、声色を使って他人になりすましたのではないか?
 平蔵はそのように考えた。
 声色で知り合いになりすまし、安心させて戸を開けさせた。そのような手口は十分にあり得た。
 その後も、「竜渕堂」に押し入った賊と同じ賊と思われる者たちは、同様の押し込みを繰り返し、その家の女房や娘を凌辱した。
 被害者の多くは、辱めを受けたことを語ることが出来ずに口を閉ざし、被害自体無かったとまで言う者まで現れた。
 押し込んだ先の婦女子を犯せば、このように口を閉ざすだろうとみた盗賊の、実に卑劣な犯行だった。女たちに地獄をみせて、自殺まで追い込む。それは或る意味、世間によくある盗賊よりはるかに質の悪い犯行だと言えた。
 怒りに燃える火付盗賊改方は、昼夜を問わずに探索を始めた。
 この賊は、大胆にも、葵の御門の入った紋付き袴を身に着け「苦しゅうない」などとうそぶいて犯行に及ぶこともあり「葵小僧」と呼ばれていた。
 葵小僧は火付盗賊改方の探索をあざ笑うかのように次の犯行に及んだ。
 小間物屋の「日野屋」を襲ったのだ。
 「日野屋」の主人は、世間体を恐れて表沙汰にしようとしなかった。それをいいことに、葵小僧一味は日野屋をまた襲った。
 実は、頭目の芳之助(島木譲二さん演じる)が日野屋の女房に執着し始めたのだ。
 そのことに感づいた平蔵は、日野屋に再度の押し込みはさせないと約束し、日野屋に見張りをつけ、葵小僧捕縛の準備をすすめるのだった。

 葵小僧の悪辣さ、不敵さ。それに対する平蔵のはげしい怒りと、火付盗賊改の特殊な権限がよく表れた回でした。
 そして平蔵の怒りの行動に、幕閣内から批判の声も上がったが平蔵は毅然と対応し、盗賊改の特殊な権限がどういうものかと語った、ということがラストのナレーションで語られています。






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