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2017年12月23日

「剣客商売」の「消えた女」という話

 





 このまえ、21日の夜のことでした。BSフジで、藤田まこと主演「剣客商売」の第5シリーズ第5話「消えた女」が放送されました。
 藤田まことさん演じる秋山小兵衛は、親しくしていた南町奉行所の同心が殺されたことで、岡っ引きの弥七(三浦浩一さんが演じている)とともに、犯人を捜します。犯人とめぼしをつけたのは、無頼の浪人・山口為五郎でした。為五郎は北千住のとある旅籠に現れるだろう、というタレコミがあり、小兵衛と弥七はその旅籠を見張りました。旅籠には、為五郎の娘だという「おみつ」という奉公人が働いていました。為五郎は娘を悪事に利用するために「おみつ」に会いに来るだろう、というのです。
 前田愛さん演じるおみつを見て小兵衛は驚きます。むかし、四谷で剣術道場を開いていた時に住み込みで働いていて小兵衛と男女の仲になった「おたみ」という女とうり二つだったのです。
 「まさか、わしの子では、いや、そんなはずは」と思う小兵衛。「おたみ」は四谷の道場から突如姿を消して、以来、行方が知れませんでした。失踪した年と、「おみつ」が生まれたであろう年を考えると年代が合いません。それでも小兵衛は「おみつ」に親しく声を掛けます。
 はたして、「おみつ」はどうなるのか?
 「おたみ」はどうなったのか?
 
 藤田まことさん主演の「必殺仕事人」シリーズでも、中村主水の昔の恋人と主水の子と思われる娘が登場する回がありました。昔のおんなと出会うとか、自分の子かもしれない子に出会うという設定は、ドラマによくあるパターンかもしれませんが、ほど同じタイミングで、かなり似た設定の話が出て、それが藤田まことさん主演だったので気に特に印象に残りました。






 
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