2017年12月16日
日本映画専門チャンネルで、映画「里見八犬伝」をみた。
昨日の夜は、CS放送の日本映画専門チャンネルで「里見八犬伝」が放送されました。
薬師丸ひろ子さん主演で、「八犬士」を演じた役者さんの中には真田広之さんや千葉真一さん、志穂美悦子さん、京本政樹さん、寺田農さんなどがいて、アクションシーン満載でした。敵役の闇の軍団にも、夏木マリさんとか目黒祐樹さん、萩原流行さんなど、怪しい雰囲気を醸し出せる役者さんたちが演じて、今振り返って考えてみると当時としては良く考えた配役といえます。
内容は滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」をベースにしているものの全然違うと言っていいほど異なるものです。それもそのはず、映画の本当の原作は鎌田敏夫氏の「新・里見八犬伝」という小説なのです。
ただし、この小説は「官能伝奇」と単行本の帯に書かれたように、エロとグロの要素がふんだんに盛り込まれたものです。映画にするにあたってエロの要素をほとんど削ったものになっています(ただし薬師丸ひろ子さんと真田広之さんの激しく抱き合うシーンや夏木マリさんのヌードあり)。
純粋に歴史ドラマというものではなく、角川春樹氏が深作欣二さんを監督にして気合い入れて作った伝奇アクション映画といったところです。
ずっと昔に映画館でみたのですが、久しぶりにみると、それはそれで新鮮に感じるところがありました。
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