2021年02月28日
てっぽう撃ち
有害駆除に行ってきました。モノが取れても取れなくても一緒にやっている猟友会の方々から学ぶことがいっぱいあります。
今日はモノがなんだかわからない時、確信が持てない時、絶対に撃ってはいけない事です。
当たり前のことです。ですが、この当たり前のことを当たり前にいつも意識する。本当に勉強になります。
真剣に構えて、ものすごい緊張感で過ごすよりも、気楽に「おっ?来たかな?」くらいの気持ちで持つ方がモノもよく見えて間違いがないそうです。
長くて6時間、待ち続けることもあります。それだけ待っても自分のところに現れない、取れないことが多いです。今はGPSを使って仲間同士を確認しあうことができます。ですが昔は「音が聞こえて、何かいる!って構えようとしたら、せこ役の犬を連れてきたやつだった」なんて話を聞きます。
GPSを使っていても情報が遅れてやってくるので、情報より犬の方がやってくるのが早いです。モノが正確に見えるまでは静かに身をひそめ待ち続けます。別に取れなくてもいいのです。間違って犬や人、有害駆除対象ではない動物を撃つわけにはいきません。
当たり前ですが、人生終わります。警察に捕まります。
日頃の生活でも当たり前のことを当たり前にできない時があります。命と隣り合わせな緊張感はないので、つい怠けてしまう時もありますよね。
常に意識する。欲深くならない。
すごいことです。
モノが見えたら撃つ。わからなければ撃たない。何か行った。くらいで「何か行きましたよ」と伝える。
シカだと思った。ではだめです。シカだ!と確信がもてて初めて撃てます。
当たり前のやることです。
話しを聞くだけだと本当に当たり前で絶対に間違えたくないとみんな思ってやっています。実際は、何が起こるかわからないという緊張感があったりします。
山を下りる際、「引き上げるぞー」と移動するときも、近くに行きます。と無線で報告し忘れた時なんて、気づかずシカとともに移動してしまい、撃たれてもしょうがない状況に陥ることだってあるかもしれません。本当に怖いです。
モノに確信が持てても撃ってはいけない方向があるので、それで見逃すだけの時もあります。
非常に判断に難しいです。少しでも迷う時は撃たない方がよいです。見逃しても「撃てたのに何で撃たなかった」と言われても、何度もそういう状況を体験して、経験を積んで判断する力を身に着けていくしかありません。
今日も少しずつ前へ一歩、明日ももう一歩前へ
お疲れさまでした。
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