2018年03月10日
男女コンビ、ゆにばーす 「M-1優勝で引退」の真意
男女漫才コンビ、ゆにばーすがお笑い界で存在感を増している。2017年の『M-1グランプリ』では決勝に残り、コミカルなキャラクターで会場を沸かせた。「M-1で優勝したら引退」を公言しており、優勝が現実味を帯びてきた今、コンビの行く末にも注目が集まっている。その真意を語ってくれた。
とろサーモンの優勝で幕を閉じた漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)。生放送中にネタ順を決める「笑神籤(えみくじ)」が導入され、これまで以上にスリリングな展開のなか、番組の盛り上がりに一役買ったのが、ゆにばーすだ。
M-1では決勝進出者の誰もが避けたがるトップバッターに選ばれ、「2人が仕事先で泊まるホテルが相部屋だったら」という設定の漫才を披露。結果こそ8位だったものの、男女コンビという特性やコミカルなキャラクターを生かしたやりとりで会場を沸かせた。
結成は13年。それぞれ組んでいたコンビを解散後、川瀬名人が、NSC(吉本総合芸能学院)で同期だった、はらを誘った。
初めてM-1決勝の舞台に立った感想を尋ねると、「イエーイ!」とはらがトレードマークのガッツポーズとともに喜びを示した一方で、川瀬は「決勝進出は想定通り」と冷静に振り返る。結成3カ月にして『THE MANZAI』(フジ系)の認定漫才師50組に選ばれて以来、着実に賞レースで順位を上げてきた実績があるだけに、「本当は優勝したかったんですが、決勝に出てみなければ分からないことがあった。今回は万人ウケを狙いすぎたかも。次は順当にいけば優勝します」と悔しさ以上の手応えを口にした。
お笑い芸人を目指したきっかけは、「『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)の松本さんのトークを見て、芸人ってカッコいいなと。最初はああなりたいって思ったんですが、だんだん自分は違うなって気付くようになって(笑)」(はら)、「M-1でパンクブーブーさんの漫才を見て衝撃を受けました。説明できない面白さがあった」(川瀬)と語る2人。川瀬は「M-1で優勝したらコンビを解散して引退する」と公言するほど、M-1への思い入れが強い。
その真意を川瀬に尋ねると、「最高のネタ番組で優勝することが目標だから、ほかのバラエティーに出たいとは全然思わない。だって僕らがどれだけ面白い返しをしても、『ご長寿クイズ』から生まれる笑いには勝てないですから」とキッパリ。そんな相方について、はらは「年々その意思が強くなっているので、自分もそれを尊重してやってます」と決してサービストークではないことを補足した。
決勝に残ったことでM-1優勝と川瀬の引退も現実味が増してきたが、はらは「決めました。優勝したらTVスターになりたい相方を募集します!(笑)」と新たな宣言。一体このコンビはどうなってしまうのか。
川瀬のとんがり具合を生意気と見るか、猪突(ちょとつ)猛進と見るか。こうなったら我々も、この「期限付き若手」を面白がろうではないか。
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